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『過去』の感情の撃退法

前回の記事で、思考を『過去』と『未来』に乗っ取られないことをお勧めしました。じゃあもう既に囚われている『過去』の感情の扱い方を私なりの方法で考察を書いていきたいと思います。


①過去の深く傷ついたインナーチャイルドの癒し


人生において真剣に向き合って解いていかなければならない重大な『呪い』みたいなものだと思います。これについては今ネットで調べれば癒しの方法はたくさん出てくるし、カウンセリングを受けるのも良いと思います。自分に合ったやり方を探してみるのをお勧めします。

ちなみに私のやり方をお伝えします。瞑想をしながら、心の中でその傷を負った頃の幼い自分に会いに行きます。ドアをイメージし、そのドアを開けると傷ついた小さな自分がいます。泣いていることでしょう。泣き叫んでいるかもしれません。
その自分に優しく話しかけて自分が大人になった自分自身であることを告げ、「辛いね」と抱きしめてあげましょう。
幼かった頃の自分のことなので欲しい言葉は自分でよくわかっていると思います。
その自分が欲しかった言葉、して欲しかった行動を今の自分ができるだけしてあげて幼い自分の満たされなかった心をできるだけ満たしてあげましょう。
完璧な人などどこを探してもいません。大人だけど中身は全然成熟しておらず、善悪の区別もつかない良くない大人も多くいます。でもそれは仕方がないところもあります。自分がその犠牲になったことを思うととても悲しいけれども、自分も同様に人として成熟してなかったり歪んだ部分があることを思えば、もしかしたら少しは同情もできるところはあるかもしれません。ただ、無理なら決して相手を許そうとしなくていいです。その時は許すことができない自分を決して責めないであげてください。ただ、そういったことを考えながら幼い自分の様子を見て自分の中で気持ちの落とし所を探してみるといいです。話を聞いてあげて、できるだけ答えてあげて、何より「今自分は生きて大人になってるよ。幸せなのであなたの将来は心配ないよ」ということを伝えてあげてください。一度で幼い自分を癒してあげることは難しいこともあるので、何度も繰り返し会いに行って寄り添ってあげてください。感情的になっている幼い自分と、それをただ冷静に俯瞰している今の自分を同時に体感することは自分を癒すのにとても有益な経験になると思います。

②負の感情はその時点で吐き出し切って溜め込まないようにする


ネガティブな重い感情はその時に出してはいけないと蓋をしてしまえばしまうほど厄介なものとなって亡霊のようにまとわりつきます。本来であれば、その場で吐き出してしまうのが一番良いのです。人の機嫌なんか気にしてる場合ではなく、許せないことがあった場合、その場で激怒してもいいんです。他人よりもまず自分。自分の心を大切にして尊重することはとても重要です。
その場で「私は許せない!」ときちんと自分を意思表示してガーっと怒ってしまうとその後はスッキリして案外さっぱりとした人間関係がその後に築けることもあります。
一番良くないのは確かにネガティブな感情、許せない感情が湧き上がってることに気づいているのに「私はそんなこと思っていません」となかったことにしてその場をうやむやにしてしまうことです。
怒ることは良くない?そんなことはありません。むしろ、人は怒るべき時は怒らないといけないのです。ただ、その場で怒って気が済んだら後はもう忘れることです。それ以上は追求するのはやめましょう。
もし、その程度でも人間関係が壊れるとするなら、その人間関係は本当にあなたにとって必要ですか?あなたを不機嫌にさせてそのことであなたが怒ることすら許さない人とは縁が切れても良いですよね?もっとあなたの気持ちを大切にしてくれる人とだけ仲良くしたら良いのです。

③ 既に溜め込んでしまった負の感情、あるいは怒りを吐き出すわけにいかない感情を別の方法で吐き出す


②の状況をその都度やれれば一番幸せだし、自分らしい生き方が叶いやすいのでお勧めしたいのですが、相手が職場の人など、どうしても縁を簡単に切ることができない人の場合です。
紙に殴り書きをしましょう。ひたすら、乱暴な言葉、汚い言葉、なんでもいいです。誰が見るわけでもないので『クソ喰らえ!!』でもなんでも、書いて書いて書き出して発散させましょう。そして気が済んだらその紙は破いて捨てましょう。
その他、ひたすら体を動かして怒りのエネルギーを発散させるのでも良いです。
ちなみに私はよく走りに行きます。

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以上、3パターンを紹介させていただきました。
お役に立てたら幸いです。

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