見出し画像

(改改題)あるヨギ見習いの猛省忘備録ケララな日々#3

戸惑い、違和感、困惑、落胆、、、その先にあるもの(その2)

 地元の人たちで賑わう南インド料理の店はどこも安価で美味しく、清潔で有難いことこの上ないだが、、、。日本の現状を棚に上げて「物質主義が過ぎると神がお隠れになるのか?」と皮肉な言葉が頭をよぎり、サナタン・ダルマのふるさとインドから遠い地に来てしまったように思えた。
 ところがこの地の歴史的な建物やミュージアムに足を運んでみるとポルトガルの植民地時代の1500年には既にインド最古と言われる教会が建てられていた。そして更に遡ること2000年前の「ソロモン王の時代にはユダヤ人が渡印していた。」とか、「伝説によれば、東方に宣教してその地で殉教したとされる十二使徒のひとりトマスが、インドに渡って布教したことに始まるとされる。」とか。とにかくこの地には他のどのインドの地にもない過去の歴史があり、その影響は今日まで続き、街並みや人々の暮らし、礼儀正しく、教養ある人々に反映されているということだろうか?その当時から東方西方世界が目指した魅力的な豊かな土地柄は今なお変わらないのだろうとも理解してみたものの、これまでのどのインドとも似ても似つかないインドに困惑と落胆にも似たような想いは続いていくようだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?