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半導体工場建設工事 (キオクシア四日市)

元東芝メモリである半導体メーカー、キオクシアが四日市での建設工事を急ピッチで進めている。今月から270棟の建方が始まった。現在世の中では、半導体が不足しており、自動車や家電の納期がかかっているのを知っている人もいると思う。当初より急ピッチで工事が進むようになり、半導体不足の影響で急ピッチになっているのかは定かではないが、我社もボルトの供給で建設事業に携わらせて頂いており、ちょっとした使命感のようなものを感じる。

国家事業のような大きな事業でもあり、仕事を請け負うのもプレッシャーがかかる。しかし、こういった大きな経験は必ずプラスになるだろうし、各家庭に必要な家電などの物を届けるという使命感をもてば、やる気もでてくる。正直、普段はそんなことは思わないが、一息ついた時にそのように思うようにして自分を鼓舞させている感じである。たかがボルト屋であっても見聞を広め、世の中の仕組みを理解すれば、そのような社会貢献の役割も理解できるのではないか。

しかし、一方でボルトメーカーはそういった大きなプロジェクトにボルトの供給を最優先に回さないといけないので、中小の建物へのボルトの供給が難しくなっている。また、ボルトの供給に問題がでてきそうだ。半導体の工場の建設にボルトを回すことにより各家庭に家電などのものを届けられるが、ボルトは民間の住宅にも使用されるから、その反対に住宅などの建物の建設を滞らせるという矛盾が生じる可能性がある。このような矛盾は至る所にあるだろうが、全体的にコロナの影響による品不足、供給不足ということであり、需要に合わせた生産調整は難しいということである。

現在はウッドショックという木材不足により、木造住宅の納期の遅れが生じているが、鉄骨住宅への切替などもあると予想される。一時期、ボルトの供給に問題があった時に、鉄骨造から鉄筋コンクリート造へ需要が向いたことがあるので、確実にウッドショックの影響はあると思われる。コロナが落ち着けば、供給不足も解消に向かうと思われるが、今度は需要も増えると予想され、需要と供給をマッチさせるのが難しい状況が続くと予想する。

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