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緋色の残響 (8-50)

おはようございます。頭痛で起きた木曜日、雨の朝です。やはり気圧の変化は辛いです。

covid19の影響で図書館が閉館していた時、思いついては予約したり、リクエストしていた本が次々と貸し出し可能との連絡が来るので、手元に借りてきた本をなんとか読み終えて返し、借りようと頑張っています(苦笑)

昨夜もそんな風に頑張って読んだのは、長岡弘樹という作家を初めて読んだ「傍聞き」という短編で、活躍した女性刑事とその娘が活躍する連作短編集です。

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刑事であった夫が殉職後、強行犯係の刑事として、また一人娘の母親として日々を過ごす羽角啓子。中学生の娘・菜月の将来の夢は、新聞記者になることだ。菜月もかつて通っていたピアノ教室で、生徒がレッスンの休憩中に急死した。死因は食物アレルギー。不慮の事故と思われたが、犯人の存在が浮上する。菜月のある行動が導いた真実だった―。表題作「緋色の残響」、『推理小説年鑑ザ・ベストミステリーズ2019』に選出!(「BOOK」データベースより)

表題作のほか

黒い遺品、翳った水槽、暗い聖域、無職のサファイアの5作品が収められています。

ミステリーとしてはかなりコンパクトなストーリーで、あっという間に読むことができました。

凝った作りではありませんが、母娘が主人公ということで、かなり女性目線で描かれています。著者が男性なのが不思議なくらいです。

長岡作品は警察学校を舞台としたものが人気ですが、私にはこのシリーズも高感度が高いです。お時間がない方におすすめです。


























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