じんわり優しく、少し切ない青春の、愛しく、ほろ苦い味わいー万城目学作品を読んで
お彼岸に入りました。今朝は思いがけず早起きできて、少し得をした気分でいます。
さて、今回図書館からは5冊借りてきたのですが、1番の目当てだったこの作品を昨夜一気に読みました。
読み終えた作品
2023年8月3日に文藝春秋より208ページの単行本として発売されています。第170回直木賞受賞作品です。
あらすじ
この作品を選んだ理由
以前から万城目学さんの作品が好きで、これまでの直木賞候補作も応援していましたが、結果に繋がらず、悔しかったです。
今回やっと晴れて受賞され、本当に嬉しかったです。
感想
今までは選考されるまでに作品を読むようにしていましたが、図書館も財政的に苦しく、最近賞を受賞されないと購入されない作品も多くなりました。実はこの作品もその一つでしたので、受賞されて読むことができたのも嬉しかったです。
2篇の短い作品が収められていて、京都を舞台に、季節は夏と冬と、種目は野球と駅伝という対局的な設定、高校生と大学生と年齢も、種目に望む姿勢も正反対というのもなかなか面白かったです。
ですが、著者の彼らに対する目線は、いつもの万城目学節が滲み出ていて、そして爽やかさが加わっていました。今後どんな作品を描かれるにしても、読者を飽きさせない魅力を持ち続けていただきたいと切に願いました。
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いつも読んでいただき、ありがとうございます。これからも励みますね。