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巴里マカロンの謎(25-50)

こちら少し雨が少なくなってきて、気持ち梅雨明けに近づいたのではと期待させる日が続きます。

昨夜noteからのお知らせがありました。

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自分の記事を書くのが精一杯で、なかなか皆さんの記事まで辿りつかない私の記事に多くのスキをいただきました。心から感謝です。

7月からカウントダウンした半年で50冊読書も早くも25冊に到達しました。

昨日読み終えたのは、米澤穂信氏の<小市民>シリーズと言われているもので春夏秋冬に発表され、本作はその4作目の新刊です。

この<小市民>シリーズは第1作が書籍として単行本で発売、主人公が高校生ということもあり、若い世代に読んでもらいたいとそれ以降は文庫で発売されています。

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「わたしたちはこれから、新しくオープンしたお店に行ってマカロンを食べます」その店のティー&マカロンセットで注文できるマカロンは三種類。しかし小佐内さんの皿には、あるはずのない四つめのマカロンが乗っていた。誰がなぜ四つめのマカロンを置いたのか?小鳩君は早速思考を巡らし始める…心穏やかで無害で易きに流れる小市民を目指す、あのふたりが帰ってきました。お待ちかねシリーズ11年ぶりの新刊、四編収録の作品集登場。(「BOOK」データベースより)

謎に遭遇しがちな小山内ゆきと結局は謎解きに乗り出す小鳩常悟朗。普通の穏やかな学生生活を送るべく、努力をしているはずが、なぜか思いもよらぬ謎解きへと吸い込まれていく体質の2人です。

詳細は小市民シリーズウィキペディアで確認していただきたいと思います。

今回は

巴里(パリ)マカロンの謎
紐育(ニューヨーク)チーズケーキの謎
伯林(ベルリン)あげぱんの謎
花府(フィレンツエ)シュークリームの謎

甘い物好きの小山内さんに因んだ菓子がやはりメインですが、あげぱんだけは少し様相が違いますので、こちらも楽しんで読むことができます。

著者が若い人にも読んでほしいというだけあって、ミステリーとしての心理戦もかなり学生寄りです。それだけにシニアの私には微笑ましく読むことができました。

またニューヨークチーズケーキというのが、焼くのではなく湯煎で作るのだということもこの作品で初めて知りました。お菓子も奥が深いです。

米澤氏も作家生活が20年になりますが、シリーズがたくさんできていますね。今後もどのシリーズが出てくるのか、楽しみな作家になりました。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。どうか1日穏やかでありますように。





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