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あたふた族は、せわしない。

私は益田ミリさんの作品がとても好きです。ひと世代お若いイラストレーターですが、イラストレーターとしてだけでなく、エッセイ的な作品を読むと心がほっこり温かくなります。そんな著者の上京時の様子などを書かれた小説のような作品を読みました。

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出版:2022年11月15日ミシマ社
単行本(ソフトカバー):280ページ

デビュー直前までを描いた「上京物語」、コロナ前と後の日常(朝日新聞連載「オトナになった女子たちへ」)、「終電後」「のび太と遊んだ空き地」など味わい深い随筆作品…3部構成で贈る、長編小説のようなエッセイ集。大人気エッセイ『しあわせしりとり』から3年半、待望の刊行。

Amazon内容紹介

感想

自分を試してみたい気持ち。家族と離れたくない気持ち。行くか行かぬかずいぶん迷った末に出てきた東京だった。

本文から

第一章の中の「ひとり暮らし」の中の1節ですが、家族と離れての一人暮らしを経験したことのない私が、羨ましく感じる一言です。
私の場合は生まれた町を離れることなく、いなか暮らしで一生を終えようとしているのですから、本当の意味は理解できていないかもしれません。

今大学生活や、社会人となって一人暮らししている人が、大きな決意をしてひとり暮らしを選択したのだとしたら、このエッセイは心に刺さるものがあると思います。

そのほかに何気ない日常を丁寧にそしてさりげなく文章にする、益田ミリさんの魅力が今回も多く詰まった作品でした。

#シニア #いなか暮らし #つぶやき #益田ミリ #ミシマ社 #読書感想文 #読書好きと繋がりたい #note毎日更新

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