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罪人の選択とエディの死(14-50)

昨夜はとにかく疲れてしまい、22時までに横になってしまいました。
洗濯を終えたものの、まだ頭がすっきりしないので、珈琲をいただきながら書かせてもらっています。

昨日午前中に貴志祐介氏の作品を読み終わりました。私の記録によれば、貴志作品は第29回日本SF大賞を受賞した「新世界より」「雀蜂」以後初読みとなりました。

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「夜の記憶」―『十三番目の人格―ISOLA―』『黒い家』の本格デビュー前に書かれた貴重な一編。貴志祐介ワールドの原点!「呪文」―『新世界より』の刊行後ほどなくいて発表された短編。惑星「まほろば」で何かが起きている…。「罪人の選択」―「罪人」の前に出されたのは、一升瓶と缶詰。一方には猛毒が入っている。果たして正解は?「赤い雨」―新参生物のチミドロによって、地球は赤く蹂躙された。スラム出身の瑞樹はRAINの治療法を探る。最新SF!(「BOOK」データベースより)
夜の記憶
呪文
罪人の選択
赤い雨

4つの短編が収められていて、「BOOK」データベースにもあるように、今回は初期の作品と最新の作品が同時に収めれているという、著者の作品の変化を楽しめるように作品が組んであるのも心憎い趣向です。

そんな中でも私は表題の「罪人の選択」が面白かったです。貴志作品らしからぬというか、「夜の記憶」、「呪文」は今の貴志作品という感じです。

3月に刊行された当時、書店で平積みされていて久々に読んでみようかなと思っていましたが、図書館で予約したらかなり時間がかかってしまいました。

SF作品はその世界観に没頭できるかが勝負だと思うのですが、やはり短編では少し寂しい感じがします。長編に期待したいです。

「ギタリスト エディ・ヴァン・ヘイレンさん死去 65歳」というニュースが私の頭の中でぐるぐると駆け巡っています。同じ時代を生きた彼の紡ぎ出すメロディが切ないです。

週の真ん中水曜日です。今日という1日があなたにとってかけがえのない1日となりますように。


いつも読んでいただき、ありがとうございます。これからも励みますね。