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アンダードッグズ

やっと雪も落ち着いたので、通っているジムに久々に行ってきました。
ジムの駐車場にはまだまだ雪が残っていて、駐車するのも一苦労でしたけれど、身体がスッキリした気がします。

さて年明けに借りてきた3冊の最後を昨夜読み終えました。
なかなかハードな作品です。

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裏金作りに巻き込まれ全てを失った元官僚の古葉慶太は、イタリア人大富豪に世界を揺るがす計画を託される。それは、国籍もバラバラな“負け犬”仲間たちとチームを組み、香港の銀行地下に隠された国家機密を奪取するというものだった―。敵は大国、狙うは国家機密!1997年、返還前夜の香港で、負け犬たちの逆襲が始まる。超弩級ミステリー巨編!(「BOOK」データベースより)

主人公は元官僚で今は小さな証券会社の社員。官僚だっただけに優秀であることには間違いないのですが、顧客のイタリア人大富豪に大きな計画を半ば強制的に託されます。そして国籍ももちろん生い立ちもわからないままチームを組ませれ、実行にうつそうと香港にやってきて、すぐに雇い主大富豪が狙撃され、亡くなるという先の見えない状況に追い込まれるのです。

計画実行の舞台は中国返還前の香港であり、中国人、フィンランド人、イギリス人というチームなので、まず地名や名前がなかなか覚えられず、付箋をを貼って名前とその関わりを確認しつつ読み進めましたが、奪取目的が国家機密ということで大国のスパイたちも多く登場するので、なかなか難解でした。

それでもハードボイルド作品らしく、物語に勢いがあるので、それについていきながら読み進めていきました。

最後の最後で、どんでん返しが待ち受けていて、これは読んでもらわないと面白さは伝わらないなと感想を書くのを半ば諦めました(苦笑)

長浦京氏の作品は初めてです。直木賞候補にならなければ、きっと手に取ることがなかったと思います。そういう意味では賞候補も意味がありますね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
お仕事が始まった方も多いことでしょう。
covid-19に警戒しつつ頑張っていきましょう。

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