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人に心はあるのか

あなたの心はどこにありますか。

心臓?

脳内?

それとももっと違うところ?


そもそも心とはなんだろうか。

広辞苑では「心」のことを

・人間の精神作用のもとになるもの

・知識.感情.意思の総意

・思いやり.情け

と表している。

なんとも抽象的で多義的なものだ。


結局心が何なのかは誰にもわからない。

わからない以上、人に心があるとは言えない。

それでも人は「心がある」と言う。

人生において一番の矛盾ではなかろうか。

ないものをあると言い、人はそれを信じている。


心がなければ人はただの肉の塊なのだろうか。

では心のあるなしは誰が決めるのだろうか。

心はどうやって作り出されるのだろうか。

何一つとしてわかってはいない。


心は存在するということは神が存在すると言っているのと一緒ではないだろうか。

人は自分に心があると信じていたいだけなのではないのか。


不幸なことが起これば自分が作り上げた神のせいにする。

何か過ちを犯せば自分の心のせいにする。

心なんて自分自身が都合の良いように作り上げたものではないのか。


なにか上手くいったときに自分の心のおかげだという人はいるのか。

いや、いないだろう。

上手くいかなかったときだけ自分の心の弱さだと言い訳しているだけではないのか。


結局は人に心など存在しないのだ。

心という名の自分に都合よく作られた影武者なのだ。

いつでも身代わりになってくれて自分を守らせる道具なのだ。

それを人は心という名で呼んでいるに過ぎない。


人間なんて誰しもが自分の都合の良いように生きたいと願うものだ。

きっと私自身も無意識に心という名の影武者を作り出しているのだろう。


それを本当に心という名で呼んでもいいのだろうか。



あなたには心がありますか。





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