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マインドセットを作る方法

前書き

今回はポジティブなマインドセットを作る方法について第3弾の投稿です。引き続き、お楽しみください。

ポジティブは積み上げていくものに近い

前回記事、前々回記事で触れてきた内容についておさらいです。このシリーズはコーチング色の強い内容の記事なっていますが、決してコーチだけが読むべき内容ではありません。

オリンピックでのエピソードからアスリートのメンタルヘルスについて考えてみました。

そしてコーチの視点からどのようにポジティブな風をスポーツ界に吹かせるべきなのか、というようなマインドセットについて触れています。

今回の投稿ではポジティブなマインドセットを作る上で大切な、そもそもの『ポジティブ』はどのように作るの?という思考の部分について掘り下げていきます。まず、この思考という部分は人類の古い歴史の上で繁栄を遂げているトピックです。宗教や倫理など人々の信仰や学術としても研究がなされている分野であり、今回は特に哲学の部分からアプローチしていきたいと思います。哲学的に触れていく部分でも、以前お話しした倫理の組織論など多くの知識や領域から「人々の幸せ」を考えていければいいと思います。

実は、私の記事が『長い』『固い』という意見をいただいているので今回はポップに、簡単に書いていきます。(笑)
多分、言葉が足りなくなると思うのでそれはどこかでおまけとして触れて、フォローしたいと思います。

今回の第3弾を今までの記事に積み上げ、みんなで幸せになりましょう。


幸せになりたい!これは何!?


ないものが欲しい人間の心

幸せになるというのは、いつも書いていますが漠然としています。
バスケをしていて幸せな状態って結構あると思うんです。でもまず、成功を幸せとしておきましょう。成功をした時って誰でも幸福を感じますよね。努力が報われる瞬間、賛美を得る瞬間、誰でも気持ちのいいものです。でも、多くの場合、幸せってなりたくてなるものではなくて、見つけていくものだと思います。

欲求ではなく、実は「強欲」だった?

例えば、時間。
多くの人は何かを始めようとしたときに「時間がない」という言い訳を使います。それは本当に時間がないことを示しているのでしょうか。
人類は現在も過去最高の平均寿命を更新し続けています。私たちが授けられた時間は過去の偉人たちが過ごした時間よりもはるかに長い時間になっています。
何かを得るために苦労する時間はないけれど、ただその時間を潰すためだけの時間は存在している。ギクっとした人はいませんか?

高校生選手の多くは柔軟性に課題があると思います。体の硬い選手が多い。しかし、柔軟する時間がないと言います。(重要性に気付いてない場合がほとんど)でも、スマホゲームなどオンラインゲームをする人はとても多いです。

高校生の時間問題を例にあげると可愛い感じがして少し本質がずれますね(笑)

でも、私たち人間ってかけがえのない時間を過ごしているのにも関わらず、目先の楽しさに流されてその貴重さに気付いてない場合が多いんです。
夢のように楽しい時間、心奪われるほど美しい何かをみた時間、心が動き涙が止まらないような素敵な時間・・・かけがえのない時間と無駄な時間、どちらも平等に、1分間は60秒だし、素敵な1日も最悪な1日も同じ24時間なんですよね。
それでいて、ないのも時間、欲しいのも時間・・・
人間ってすごく強欲ですよね。ないものが欲しい、それが結構人間の心理みたいなところです。

『ないものが無くたってなんともしないんじゃないですか?』

確かに欲しいものは欲しい!そんな気持ちはわかります。
でも、あれだけ欲しかったバッシュ、あれだけ欲しかった何か。いざ手に入れてみると・・・ってことありますよね。人間の理想って所詮そんなもので、実はすでに手に入れている何かを見つめた方が大切なものを気づかせてくれたりします。

時間がなくてできないこと、別にやらなくてもあなたは十分幸せになれると思います。だって、かけがえのない時間って意外とありふれていますよね。日常にありふれていて、そこに気づけるかどうかなんです。

下を向いて咲いている桜の花
上を向いて咲くタンポポの花
横を向いて咲くひまわりの花

花は必ず人の方を向いて咲いてくれるのです。

これは私がグッと心を掴まれた言葉です。
すっごく幸せな、かけがえのないことを私たちって案外見過ごしているんですよね。
だからこそ、欲しがるより『気づく』ことを大切にした方がいいんです。


成功って何!?

ないものが欲しい人間の心ってなんとなくわかってもらえたんじゃないかなって思います。でも、成功も結局は「今現在の自分が持たぬ、まだ見ぬ自分や景色、成果」みたいなところがありますよね。
でも、成功者がみんな幸せかって考えてみればすぐにわかると思います。
この辺りも前に記事で触れていたかな・・・。

何かを成すためには当然にそれ相応の実力が必要ですし、実力だけで何にもならないこともあります、例えば、コロナ禍のようにどうにもできない天災だってありますよね。では、こうしたトラブルに巻き込まれた人たちは不幸なのか!?そうではないですよね。時間の話を代表するように、人間の強欲さがこの幸せ問題を複雑にしている部分だと思います。

成功は、幸せを感じさせる保証はない
欲しいものを手に入れたところで幸せである保証はない

一番身近な例で言えば、
結婚をしたからといって幸せに慣れるわけではない。
でも、そのプロセスはどうでしょう?

そういえば、大人の方々、特に既婚の方々はピンと来るんじゃないかなと思います。

結婚がゴールの人にとっては確かに幸せを感じるかもしれません。
でも、好きな人と一緒にいることだったり、その中間にある出来事とかが幸せを感じさせてくれる、という感覚ではないでしょうか。

では、バスケ。
全国大会に出たい!!!がゴールの選手にとって全国大会に出ることが幸せかもしれません。でも、その後の人生で輝くものって「全国大会を目指し、切磋琢磨した日常そのもの」ではないでしょうか。

成功を生むプロセスこそが、幸せを作る何かではないのか。そう考えるようになりました。それは一体なに!?


『成長そのものではないだろうか。』


人は、自分が成長をしたという瞬間に絶対に喜びを感じる生き物だと思っています。だって、ポケモンがレベルを上げただけで嬉しいでしょ?(笑)

まず、マインドセットを作る前にやりたいこと

①何が幸せか本質を逃さない
(ないものを欲しがる必要はない。できる自分、今現在の自分を肯定しよう。)

②自分にとって成功した先にあるものは?
(成功がゴールではいけない)

③成長を楽しむ
(できることが伸びていけばいい)

ほら、そう考えたらポジティブになれませんか?


成功の法則

人間が何かを成す上で必要不可欠な存在、それがアンチです。
なぜかというと(総量として)100%の人間が自分自身を肯定、賛美する瞬間を思い浮かべてください。

「谷村コーチって最高にいいコーチで、イケメンだよね!」
「あなたは絶対に正しい!!!」
「素晴らしいコーチだよね」

最高じゃないですか。(笑)

でも、この状態って実は非常に危険な状態なんですよ。なぜかというと新しい成長につながる要素が一切ないからです。いい状態というのは「停滞」と同じ状況なのです。ただ、天井に近いだけで新たなイノベーションが必要ないと感じさせられてしまう危険な状態です。

だからこそ、ある程度のアンチはいた方がいいのです。

肯定50%ー否定50%が一番いい状態

肯定的な目線、否定的な目線、半分半分くらいがちょうどいいというのが成功を目指したときによく語られます。成長を必要とする余地が50%程度あるのみも関わらず、半数の人が自分を認め、肯定してくれる状態。これ、居心地がよくありませんか?

人が成長する瞬間というのは必ず、イベントが発生する。

映画に例えるとわかりやすいです。ヒーローは大抵大きな問題や困難を乗り越える上で成長を遂げます。そして、悪を倒してヒロインをゲットします。
成長を遂げてご褒美すら得てしまう。(もしかしたらヒロインこそがラスボスかもしれませんが・・・)
映画がなんで単純にこういった展開かというと・・・・

面白いからです!!!!

人々の心が動く、多くの人がこのストーリーが面白いからこういった展開の映画が多いのですよね。

もし、あなたが身近なアンチ、特定の人との不仲、いじめっ子などのわかりやすい『敵』と捉える存在がいるのであれば、それは大きな間違いです。

そのストーリーは、あなたを成長させてくれるただの材料で、その試練を元にあなたはヒーローになれて、ヒロインさえもゲットしてしまいます。敵ではなく、紛れもない『ラッキー』なのです。

そして、その話は誰かにとって最高に面白い話なのです。
いじめっ子、アンチ、クレーマー、例えば悪妻(悪夫)って単純にあなたを成長させるラッキーな存在なのです。
もうあなたの幸せのために『我慢』する必要はないです。だって、面白いを作ってくれる最高の好材料なのですから。それを乗り越えたときにあなたは無敵です。

そして、成功が待っています。


成功を刻むと「成長」が見える

悪材料と捉えていたものはあなたにとって好材料だった。これだけで相当ポジティブに見えますが、まだまだ足りません。逆算的に・・・

うまくいかない瞬間に出るネガティブの捉え方は変えましょう。

できない
つまらない
面倒くさい
うざい

子どものモチベーションを削ぐ強敵・・・
彼らをどうやっつけるか、考えましょう。ゴールが成功だとするとやっぱりこの辺が強敵ですよね。

これは冒頭のないものねだりという決着をつけましょう。
できないことができるようになりたいその強欲な心をやっつけましょう。

これが他者相手の感情だったらもっといらないです。
プライベートでも、

「こうして欲しいのに、あなたはこうする」

他人に対して、自分の理想や思想を押し付けることは完全に無駄なのです。チームにおいても確認しなければいけません。
これこそ、モノの見方です。見方を変えるだけで、成功が見えてきます。

理想値に届かない現実とのギャップ、これを他人に求めるのが違うのです。
他人は他人で他人なりの意見がある、見解がある。それは立場や経験が違うから。そこに対して『できないことを問う』ことが間違いなのです。当然、間違いがあるのであれば、それは答えを出してもいい部分かもしれないですが、多くはあくまで『私の意見』という主観的なものになります。
特に価値観というものは「知る」だけでいいのです。

「この人こんな意見もつんだ!(笑)」

くらいでいいのです。だって、あなたを脅かすアンチであれば所詮ラッキーな存在だし、そのほかの50%であればあなたの背中を押す存在ですから。ラッキーか自分サイドの人間、であればどちらもハッピーじゃないですか。

バスケでもよくあります。

練習姿勢が気に食わない
やる気がない
メリハリがない
実力がない

これ、本人が自分で気づかなければわかりません。だって多分、この人たちは「できない何か」と戦って勝手にネガティブになっているだけですから。理想と現実のギャップに適当な落とし所作っているだけですから。

こういう人たちにはできることをひたすらやってもらいましょう。
勝手に生き生きしますから。
するともっと幸せになりたくて成長しようとしますから。
子どもだって同じです。できるから楽しくて、楽しいからもっとやりたくて。でも急に難しくなる瞬間に立ち止まる、そんなことよくあります。


まとめ 「だからマインドセット」


ポジティブでいたい人が、どのようにポジティブでいるか、そんなものは自分の周りを全て好材料と捉えて、できないものやどうしようもないものに目を向けないで、すでに手の内にある小さな幸せや内側の自分に目を向けているだけなのです。そして、成長を何より幸せと捉えることなのです。

何もなんでもかんでも、自分にポジティブになれと言い聞かせているわけではなく、自分にとっていい捉え方を自分に言い聞かせ、確かな成長を見つめているだけなのです。

これは難しいことですか?

ぶっちゃけ簡単じゃないですか?

ないものが欲しいはただの強欲
あるものが幸せを作る
あるものを見つめ、成長を実感していくこと
幸せの拠り所はあなたの中にあり、他人はどうにもできないこと

あなたが自分を幸せと認めた時、あなたは幸せなのです。
あなたは十分に幸せである。それはどんなにアンチに囲まれても、どんな困難に直面しても、全てが好材料にあるのの変わりがないからです。
これがポジティブマインドのスタートなのです。


ちなみに、これ全部今読んでいる本の内容で・・・(笑)
ミーハーですが、開始30ページで感銘を受けたので自分なりの言葉で、自分の主観で書きました。
正しく読みたい人は、ぜひポチってください。​(笑)


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