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雨降って地固まる


梅雨の時期は鬱陶しいほどに雨が快適な日常を奪います。

何気なくしていた通学や通勤も雨のせいで不快さが増し、ストレスを感じます。
子どもたちだって外遊びができなくなって、エネルギーの発散ができずに悶々とした日を送っています。

でも、そんな雨だって人々には大切な自然の恵みであり、なくてはならないものです。
雨のおかげで普段の快適な日常の有り難みを教えてくれるのです。

そう考えると悪いことばかりではないし、雨だって楽しいんでいこうと少し前向きな気持ちになります。


今日は、
『雨降って地固まる』

私が指導で大切にしていることを少し書いていきます。


指導者としての心構え

指導者としていつも考えていることは、
バスケットを楽しんでもらうことです。

おそらくどの指導者の方も子どもたちにバスケットを楽しんでもらいたいと説に願っていて、そのために自分の時間を割いてたくさんの勉強や工夫をされていることかと思います。

育成年代指導において面白くない練習ほど効率の悪いものはなく、子どもは熱中してく中で集中力を発揮して上達していくことに間違いはありません。

指導者の心構えとして、
この根本的な部分はいつだって見失ってはいけません。


楽しいだけで成長はしない

技術は練度や確かな習慣、練習によってどんどん上達します。
取り組めば取り組むほど、正しい努力を継続していけば実力というものは伴って成長していきます。

そんなことは誰でも分かっていて、技術面の成長において一番大切なことは本番にその力を発揮することですよね。

技術の引き出しを引くのは心の中にいる選手自身だと私は思っています。
いくら技術力の高い選手でも「操縦」ができなければ体は動きません。
操縦士はまさに心の中にいて、その選手の全てを司っています。

楽しい経験は子どもの興味関心に深く影響し、モチベーションへと繋がっていきますが、楽しいだけで心が成長するとは限りません。

「子どもの学びは喜びから、大人の学びは痛みから」

この言葉に多くを共感しますが、子どもだって痛みから学ばなければいけないときがあります。
失敗は子どもにとって痛みであって、目を背けてはいけないし、大きな成長のタイミングでもあります。

指導者はいつだって見極めて子どもの指導に注力しなければいけません。
心の中の操縦士をしっかり育んであげなければいけません。



雨降って地固まる

子どもだって大人だって平凡な毎日なんてありません。環境は日々変化をしながら、日々成長を求められながら生きています。
成長はまさに学びで、日々新しいことを学びながら自らを磨いていると思います。

人を成長をさせるのは楽しい自主的な活動だけでなく、トラブルや逆境は人を大きく成長させる絶好の機会であると考えています。

「神は乗り越えられない試練を与えない」

昔から人々はそんなことを言いながら、果敢に逆境へと挑み続けたに違いありません。
私も子どもたちや人と携わる中で、トラブルや逆境から避ける人生でありたくないと考えています。
時には逃げるが勝ち、でも逃げてはいけない、絶対に負けられない戦いに挑める男でありたいと常に思っています。


雨降って地固まる
=揉め事の後はかえっていい状態が保てるようになるものの例え

人は困難を乗り越えた時に必ず成長をし、乗り越えた先にあるのは確かな力とそこで得た教訓、人間同士の問題であればさらに深い絆が芽生えているに違いありません。

困難はいつだって、誰にだって降りかかるもので、大切なことはその困難をどう捉えて解決していくかということです。

子どもの育成で教えてあげたいことは、失敗を恐れずにチャレンジすることやトラブルを怖がらずに解決してみようと思うことです。
その失敗やトラブルを反省し、振り返ることで多くの学びに気づくはずです。チャレンジすることと同じくらいに振り返りの機会を大切にしていくこともまた育成に置いて重要なプロセスであると考えます。



最後に

人とわかり合うことは一筋縄ではいきません。心が折れるような厳しい体験になるかもしれません。
子どもの話をするのであれば、子どもは問題解決の糸口を見つけることさえもができないかもしれないです。
大切なことはコーチングという言葉に尽きるように、どのように支援をし、解決に導くことができるか。導いた先にどのような未来を描かせてあげることができるのかということです。

大人が解決したのでは、雨が降っても地は固まりません。ましてや最初から舗装して整えてあげるなんてそんなことしたら子どもは成長さえもしません。
トラブルに出会わない人生は平坦で安全かもしれないですが、つまらないしょうもない人生になってしまいます。

人生は何が起きるかわからない。だから面白い。
ジャングルポケット斎藤さんのオチ台詞ではないですが、平坦じゃないから学びがあって、学びが人生を彩っていくから人は楽しくいきているんじゃないかなと思います。


私なりの”厳しい指導”というのは子どもたちに困難を与えるもので、乗り越える力があると信じているから与えられる試練だと思っています。


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