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変わろうとしても

自分を変えよう、変わろう、と頭では思っているのにどうしても変えられない、または難しいと感じてしまうことはありませんか。

これって、一体何?

自分のことなのに、まるで別の自分が中にいるみたいではないでしょうか。

変わりたい!と感じているのに、そのために何もしていないような場合、これは自分のココロのどこかに、無意識に「変わりたくない」という抵抗感がある可能性があります。

そんなことってあるかな?と思うかもしれませんが変わりたい!、本当に変わりたい!、なんとかしたい!と本気で思うなら、変わるための何かしらの行動が伴うはず。

その行動がないのなら、実際には変わらなくてもいいか・・・・・・というような思いがある、本気じゃない、または、もしかしたら無意識に変化を恐れている、など、何か理由があるはずです。

変わりたい変わりたいと思っているときに、変われない理由は何?と考えてもなかなか答えが出てこないから余計イライラします。

いつものように、大事なのは自分を責めないこと。

変わらない自分を責めても意味がないし、かえって逆効果ですよね。

私は、変化への必要性というか、何かリフレッシュしたほうがいいかもと思うのには、サイクルがあると考えます。

つまり、人間には変化のときもあれば、まあそうでもないときもある。

もちろん、一定の変化を保つのが好きな人もいますから、みんながそうとは言いません。

それに、変わらないとは言っても、現実的には常に何かしら変わっているはず。

毎日自分と付き合っているから、気づかないだけかも。

この点について、医学博士であるスペンサー・ジョンソンは、「自分が変わるには、自らの愚かさをあざ笑うことだ。そうすれば見切りをつけ、前進することができるのだ。」と言っていた事が印象に残っています。

すべて完璧にすることはできないのだから、何に意識とエネルギーを集中させ、逆に、見切りをつけ、やり方を変えたほうがよいことが何なのかを考えて、自分の欠点、苦手なことを認め、発想の転換をしてみることで、気付けることも多いと思います。

人には変化のないときがある、その安定を楽しめるときもある、知らないうちに変わってきているかも、と思ってみれば肩の力も抜けてきます。

もしあなたが何か「変わったほうがいい!」と思いつつも、何も変わっていないように思うなら思い切って変わらないことを楽しむ方法を探してみるのもいいでしょう。

そのほうがリラックスできるかもしれません。

リラックスできれば、思考も落ち着いてきます。

そうしたら、自分の中の何かがどう変わることで一体自分が何を得ようとしているのか、少し客観的に考える余裕も出てきます。

同時に、変わらないことで自分が何を得ているのか考えてみるのも面白いですね。

たとえば、変わらないことで、変わることへの抵抗や不安を感じないようにしているとか。

極端なケースでは、変わらないことで周りの人の注意をひきたい、とか。いろいろ可能性はあります。

変わらないことで、そうした何かの目的を無意識に果たしている可能性もあるのです。

そのあたりをちょっとチェックしてみると、自分に対して興味深い発見があるかも。

これは自分だけでなく、周りの人へも応用できます。

もしあなたの周りで、変わりたいと言っているけどちっとも変わらない人がいるなら、その人の思考パターンや言葉使い、やっていることなど観察してみてください。

その人が変わらない理由や何かが見えてくるかも。

見えてきたら、それを鏡にして「私はどうだろう?」とチェックしてみるのもいいですね。

周りにいる人は、私たち自身を反映していることが多々ありますから、また面白い発見があるかもしれません。

いずれにしても、焦らず自分と付き合ってください。

私ってちっとも変わらない、と思っていても変化の時期は、やがてやってきます。

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