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【メモランダム】《プロジェクト》

《プロジェクト》についてのメモランダムです。

新しいプロジェクトを成功させるコツは、小数精鋭で予算はふんだんに、である。

手のあいてる人間、という発想は、失敗の第一歩である。

手がふさがっていようが、この仕事には彼しかいない、という適材をごく数人だけ選ぶ。

ものになるかどうかわからないから、予算は少なめ、もおかしい。

予算に厳しい制限があれば、ものになりそうな企画も途中で生気を失いかねない。

実行段階は、平凡な人間をたくさんつけ、予算をうんとしぼる。

優秀な人が多いと「船頭多くして船、山を登る。」になる。

目標がはっきりしないうちにプロジェクトチームをつくるほど、馬鹿げた話はない。

優秀な人材を集めておいて、さぁ何かやれって。

毎日会議をかさねて。

いったい何をやりましょうてわけです。

あれを調査しましょう、これを調べましょうって感じでしょうか。

調査業務をやっているうちに半年くらいはすぐ経っちゃう。

グダグダした雰囲気で。

半年後にいいテーマが見つかっても、もう駄目です。

皆グダグダと散歩するのに馴れっちゃてますから。

そのチームはまず使いものにならない。

全力疾走できない体質になってしまっています。

すぐに解散して、別のチームを編成したほうがよいでしょう。

「プロジェクトが失敗するのは、知識や技術不足によることはめったにない。多くはプロジェクト内の人間関係づくりの失敗による。」というのは、すでにどの企業でも常識である。

会社というのは組織で仕事をしている。

組織に目標が決められて動いている。

ところが組織には一つだけ欠陥がある。

それは、目標達成の期日が決められていないと言うことです。

だから、プロジェクトと組織の差は、スケジュールがあるかないかなんです。

例えば、実際の作業が始まる前の仕事の段取りの方が、棟梁というのは大変なんです。

始まってしまえば大工・石工・左官・屋根葺き工など、それぞれが、自分の仕事を天職だと思っている人たちがやってくれるんですから、心配はないわけです。

設計・積算・人の手配・賃金・作業の進行と、棟梁は「作ろうか」と相談受けたときから「できましたで」というまでやるんです。

いや、その後も、大風があったり地震があったりすると、「どんな具合やろ」と後々まで心配しないといけません。

【参考記事】
野村證券が、日本IBMに逆転敗訴。システム開発プロジェクト破綻の主因とは。
https://blog.tinect.jp/?p=72046

クリティカルシンキング:人間の脳の認知能力に合うよう、枠組み等を活用して情報を絞り込んで問題解決を行う。 論理思考をベースにした考え方で多くのイシューに適用可能で汎用性が高い思考法。

テクノベートシンキング:大量のデータとAIを駆使することで、脳の限界を超えて個別化して問題解決する思考法。例えばネット上の個別化したレコメンデーションによる売上向上など。

デザイン思考:顧客起点でイシュー設定し、五感や感性を最大限活用することで問題解決を行う思考法。例えば、新サービス/製品開発などに向いている

思考法も解くべきイシューの内容、文脈によって使い分ける必要があり、これを無視して新しい思考法に飛びついても問題解決はおぼつかない。

手段のイシュー化、目的化にならぬよう、何がイシューかを見極め、適切な思考法で考えたい。

PM(プロジェクトマネージャー)になったら絶対に読むべきおすすめの本6選(転載)
https://blog.tinect.jp/?p=11165

プロジェクトマネージャーは常に「増え続ける要求」と、戦い続けなければならない。

これは想像以上にしんどい仕事だ。

したがって、「不確定要素をコントロールする技術」をプロジェクトマネージャーは最初に学ばなければならない。

これは学校や会社においてすら、なかなかうまく学ぶことの出来ない技術である。

ミドルマネージャーは、ビジョン・戦略の浸透をどう担うべきか。
https://blog.tinect.jp/?p=81006

ビジョンや戦略を浸透させるためには、大きく3つのアクションの方向性があります。

1.ミドルマネージャー自らトップダウンでチームのビジョンや戦略を考えメンバーに伝える

2.メンバー1人1人のやりたいことを踏まえビジョンや戦略を考え、集合知として作成していく

3.ミドルマネージャー自ら考えたものとメンバーの想いを融合させビジョンや戦略を形成していく

結論として最も望ましいのは3つ目です。

「社会人基礎力」を身に着け、成長の一歩を踏み出すには。
https://blog.tinect.jp/?p=78855

「人生100年時代の社会人基礎力」は、社会人基礎力をベースとして「リフレクション」を中心に据え、①どう活躍するか(目的)、②どのように学ぶか(統合)、③何を学ぶか(学び)の3つの視点を加え、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力とされる。

良い人生のためには『やりたいこと』ではなく『やるべきこと』をやり続けること。
https://blog.tinect.jp/?p=78953

「みんなのモチベーションを上げる方法」にかぎって言えば、次のひと言に要約できる。

リーダーがだれより本気で楽しそうに働くこと。

これに勝る育成法はない。

リーダーが明るく、フラットで、ムラがなければ、自然とチームの雰囲気は良くなる。

世の中には「仮定の話ができない人」がいて、コミュニケーションにおける問題が生じている。
https://blog.tinect.jp/?p=78234

仮定の話ができない人、つまり「オレの経験」を基にしてしか話ができない人は、マーケティングやマネジメント、そして冒頭に挙げたリスク管理など、複雑な仕事が苦手だ。

それは「他者の立場」「自分の経験したことのない条件」を仮定して思考することができないからだ。

他者の立場を推定する行為は、「仮定」に満ちている。

(中略)

こうして条件を仮定し、推論を積み上げ、仮説を検証して、すこしずつ正解に近づけていくのがマーケティングやマネジメントであるため、「オレの経験一本」で勝負する、古いタイプの管理職などは、現代の複雑な仕事に耐えられない。

メンバーから「できてません」「進んでません」と言ってもらうために、考えたこと
https://blog.tinect.jp/?p=77966

「進捗遅れを報告して良かった」と思ってもらう。

進捗遅れを報告しやすい環境を整える。

これによって、最初は「言えない」人でも、段々と「言える」人になっていってくれることはあるんですね。

特に新人さんの内にこれを経験してもらえると、その後の仕事人生が全く変わってきたりします。

その為に実施していることは、以下のようなことです。

・絶対に進捗報告で不機嫌にならない

・進捗遅れを共有してくれたこと自体は賞賛する

・進捗遅れの原因はきちんと確認して、なるべく本人の為になるようなリカバリ方法を考える

・進捗遅れの原因を「人」に帰着させない

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