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読書備忘録 9

どうも。アラフィフおばちゃんです。
またまた、読んだ本の感想をつらつら〜っと書いていきますよ。

・「PUZZLE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平」 内藤了 著
もはや、全巻読破すると決めたのでどんどん読んでいきますよ〜!(完結編が発行されるのは来月半ば)
ストーリーはいつもどおり猟奇殺人なんですけど、ここにきて著者が書きたいのは「猟奇事件を解決する小説」ではなくて、とあるキーマンが新人刑事に伝えたいことは何かを読者に考えさせる小説なのではないかと。
そして、ここにきて明らかになった「とある都市伝説」がこれからの楽しみになってくるのだと思います。
著者の「藤堂比奈子シリーズ」も突飛な設定でおそらく人によっては途中で脱落した方もいたかと思いますが、結末がはっきりしていて私は好きでした。(スピンオフも含めると14冊というのはなかなかの量でしたが・・・)
今回は8冊で完結するので、あと残り5冊。飽きずに読破できそうです。

・「傲慢と善良」 辻村深月 著
こちらはかなりの長編です。更に内容が重い。
メンタルが弱っている時に読むとなかなか先に進めません。
タイトルにある「傲慢と善良」。自分はどちらの人間なのだろうと、深く考えさせられます。
私自身、障害者なので自分自身を卑下しているところがあるのですが、もしかしたらその考えも「傲慢」なのかもしれない。
人に対して「優しくありたい」と思うことも「傲慢」なのだろうか・・・
最初に抱いていた登場人物に対して、違う印象を持ち始めた時に考え方を変えるきっかけになる出来事があるのですが、個人的にはそこが一番嫌なシーンでしたね。
私にとっては、そのことが著者の「傲慢さ」に感じました。
読後感はあまり良くありませんでしたね。あの時の当事者でなければそうは感じないのかもしれませんが。

ネタバレが好きではないので、抽象的な表現ばかり使ってしまいわかりづらい感想になってしまって申し訳ありません。
今回はここまで。未読本がまだ手元に数冊あるので、読書タイムへ戻りますね。

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