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解析学学習ノート

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解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。
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記事一覧

解析入門I - 実数の連続性1

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 ここからは連続の公理からいくつかの…

bbrfkr
13日前
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解析入門I - 実数列の極限7

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 この記事では極限の性質の内、大小関…

bbrfkr
1か月前
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解析入門I - 実数列の極限6

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 この記事では極限の性質の内、四則演…

bbrfkr
1か月前
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解析入門I - 実数列の極限5

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 ここからは極限の性質について議論す…

bbrfkr
1か月前

解析入門I - 実数列の極限4

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 実数列の極限が定義できたので、いく…

bbrfkr
1か月前
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解析入門I - 実数列の極限3

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 自然数、整数、有理数、実数が定義で…

bbrfkr
1か月前
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解析入門I - 実数列の極限2

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 前記事では実数列を厳密に定義するためにまず自然数を定義し、自然数から導かれる数学的帰納法について議論した。この記事ではまず、数学的帰納法によって証明される例である二項定理を証明し、そのあとに有限集合とは何か、そして整数、有理数を定義していくことにする。 まず二項定理を証明しよう。次のような定理である。 まず、$${n = 0}$$のとき、左辺は$${a, b}$$がいかなる時も$${1}$$であり、右辺も$${{

解析入門I - 実数列の極限1

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 前回までで実数の連続性について説明…

bbrfkr
2か月前
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解析入門I - 連続性の公理3

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 今回も連続性の公理から導かれる種々…

bbrfkr
2か月前

解析入門I - 連続性の公理2

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 前回の記事では連続性の公理自体につ…

bbrfkr
2か月前

解析入門I - 連続性の公理1

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 この記事では実数の連続性の公理につ…

bbrfkr
2か月前
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解析入門I - 順序2

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 前回、順序の基本的な概念を導入した…

bbrfkr
3か月前
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解析入門I - 順序1

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 集合$${X}$$に対し、その直積$${X \ti…

bbrfkr
3か月前
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解析入門I - 代数

この記事は解析入門I (杉浦光夫 著)の読書ノートです。 解析学で扱う量は実数、またはその組み合わせで表される。このため実数を把握することが私たちの出発点になる。 実数を理解するためにまずは代数系を理解することから始めよう。 まずある集合$${K}$$を考える。この上に二項演算、すなわち2つの入力からある1つの出力を与える写像$${+}$$が与えられて、次を性質を持つとき、$${K}$$を加群という。 $${a+b = b+a}$$ (和の交換法則) $${(a+b