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子どもが子どもらしくあることは自然なこと。

わが家の子どもたち、
小4の長男と、小1の次男は2人そろって
ADHDとASD(自閉症スペクトラム)を併せ持つ発達凸凹。

それがわかったのは
長男は小1の秋、次男は小1の夏休み前。

やっぱり学校に行くようになると、今までと勝手が違って、
〈自由のきかない毎日が合わない性分〉が顔を出してきたようで
じわじわと息子たちの心が悲鳴を上げたんだな、とは
今となって思えるところ。

幼児期は、どこにでもいるような男児で
好奇心旺盛で落ち着きなく、
元気の加減ができないヤンチャな子、
まだいろんなところが幼くて、
いろいろ不器用なもんだ、

そう思うときもあった。

男の子兄弟は体力勝負だから、
とはよく言ったもんで。

だからこそ、
子どもたちと常に同じテンションでいないといけないし、
元気よく走りまわる息子たちを四六時中追い掛け回して、
外出しても、車から降りた瞬間からすぐに
大声を出す準備を整えていたり、

大人の知識を振りかざし、
知ってることは教えたくて、
一緒になってたくさんおしゃべりをして
あれこれと世話を焼いてきた。

まだまだいろいろあるけど、
毎日本当にクタクタで
寝かしつけしながら一緒に寝落ちしていたので
早寝遅起きでしっかり体力温存できたつもりだったけど、
毎日全然疲れっぱなし。

だって、
どんどん力を増す子どもに対し、
どんどん衰えを感じるアラフォー親。
体力の限界突破なんて不可能の域。
無理の極みですよ~

大きい声出しても効き目ないもんだから、
毎日イライラもしていた。だから、
全身の疲労回復が困難な状態だったんだと思う。

そんな今では、
息子たちの元気の正体が分かって、
毎日の内服のおかげで随分と過ごしやすくなった。

それは
親子お互いに過ごしやすくなったのでは
と思えるほど。

服薬で落ち着きを取り戻した息子たちを見て
ホッと一息。

今までみたいにこみ上げてくる怒りやイライラはどこへやら。
のんびりとコーヒーを飲みながら過ごす平和な時間。

それでも突然元気いっぱいに登場する息子たちを見て、
今までなら「うるさーい!」と一喝していたけど、今はちょっと違う。

『元気いっぱいで、子どもらしいじゃないか!』

親の心にも余裕が生まれたからこそ感じる。

そう。
子どもは元気なほうがいい。
それが本来の姿。

明るくて活発でちょっとおっちょこちょい。
不器用なのは当たり前。
これからいろんな経験を積めばいいのだから。

怒られても反省しない?
気持ちの切り替えが苦手だから反省できない?

発達の凸凹があるから、じゃなくて
子どもはそんなもんだ。

にぎやかを通り越してうるさくっても、
「今日も元気がいいね」「楽しそうだね」
ってニコニコしてあげたら嬉しそうにして。

もっとうるさくしそう、
そう思うことがあっても、
やっぱり子ども。

『元気が一番!』

単にうるさくしてるのではない。
楽しんでいる様子を認められたら、
どんなことが楽しいのか、面白いのかを
じっくり観察できるようになるから。

そうすれば、
楽しくて喜んでる時のパターンが分かってくるし、
子どもを「一人の人間」として見ることができると
『こんなことが好きなんだ』と理解できてくる。

発達凸凹だって個性。
できることとできないことのギャップが大きいだけ。

周りと比べなくていい。
よそに気を遣いすぎなくていい。

お薬のおかげで平穏な毎日になったけど、それでもいい。

お母さんの我慢が限界を超えて
イライラで心身ともに安定を保てなくなるのは辛いし、悲しい。

どんなことも楽しめないし、
感情がお留守になる。

お薬に頼らず頑張ったところで
毎日イライラを閉じ込めて、歯を食いしばって、
自分を犠牲にしてたら、
ストレスが溜まっていくだけよ。

服薬で親子ともに過ごしやすくなって
怒ることも怒られることもかなり少なくなった。

お薬の力を借りて、
落ち着いて物事に取り組めて、
行き過ぎていた元気の良さも程よくなり、
毎日充実しているように見える。

子どもは子どもらしく。

お母さんも自分らしく生きる。

子どもも大事だけど、お母さん自身も大事に。

お母さんだけでなんともならないときは、
どんな形でも親子が笑顔でいられる方法を選ぶのがいい。

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