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【教育】視点を提示すること。

学校の先生として、学級づくりや指導でとても大切だと思っていることは
いろいろな「視点」を提示することです。

「視点」を提示する。

生徒は、一面的な見方や感情で固まっていることが多いです。
そんな生徒に、ちょっとだけ違う視点を提示するだけで、気づきになり
考えや見方が広がることができます。

「相手からこんなひどいことをされた。相手はひどい」
⇒なぜ相手がそんなことをしたのかな?相手の視点

「親がしつこく言ってきてうざい」
⇒親はなぜしつこく言うのかな?あなたが心配なんだろうね。親の視点

「先生うるさいから嫌い」
⇒先生はあなたから嫌われたくて言っているのかな?嫌われても、あなたに頑張って欲しくてわざわざ言ってくれているんだね。先生の視点

「掃除めんどくさい」
⇒なんで掃除やるんだろうね。やらないとどうなるかな?公共の視点

「係の仕事やりたくない」
⇒いろんな係の仕事を誰かがやってくれているから、あなたは学校で楽しく過ごせているんじゃない?互助の視点

「勉強したくない」
⇒気持ちはすごくわかるよ。でもなんで学校で勉強するのかな?目的を考える視点

「緊張してうまくできるか心配」
⇒なんとかなるさ。もし失敗しても大したことないよ。楽観的な視点

「そんなの当たり前のこと」
⇒当たり前だと思うことがなくなることってあるんだよね。感謝の視点

などなど

学校で一番大切なことはコミュニケーションを学ぶことだと思っています。
でも最近の生徒は、それを苦手としている生徒が多いです。
友達とケンカしたり仲直りしたりなど、当たり前のことが難しくなっている気がします。でもそういう経験って本当に大切です。相手の視点や、物事を大きな観点からみることって、生徒の成長にとっても役立つんですよね。
だから私は学校の先生として
相手にいろいろな「視点」をタイミングよく提示することを、すごく大切にしています。

上から目線で答えを与えるのではなく、多様な「視点」の存在を提示することで、生徒は勝手に考えて、成長していきます。

ほんと世の中は、誰かの仕事で成り立っていますよね。笑 
ありがたいことだな~って、いつも思います。

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