読書の秋、わざわざ行きたい“本と過ごす”21軒

本屋に行かなくても本が読める時代だけれど、わざわざ行きたい場所もある。

本を楽しめる21の素敵な場所を、(完全独断の)テーマ別に紹介します。秋晴れのお散歩がてら、ぜひぜひ立ち寄ってほしい場所ばかりです。

<目次>
◆本と、コーヒー
 Title / HADEN BOOKS / 胡桃堂書店 / NABO
◆本と、アート
 百年 / Flying Books / SO BOOKS / book obscure
◆本と、童心
 Readin’ Writin’ / おばあさんの知恵袋
◆本と、雨
 H.A.Bookstore / LosPapelotes / B&B / 恵文社一乗寺店
◆本と、真夜中
 SPBS / 代官山蔦屋書店 / Library lounge THESE / 月よみ堂
◆本と、旅する
 旅の本屋 のまど / BOOK AND BED TOKYO / 栞日

本と、コーヒー

本のお供といえばコーヒー。コーヒーのお供といえば本。切っても切れないその二つを贅沢に楽しめる本屋さんを紹介します。

Title(荻窪)

(写真出典:Title公式サイト

荻窪駅から徒歩10分強、元リブロ池袋本店の辻山さんがオープンした新刊書店。暮らし・料理の本や、海外作家のハードカバー、リトルプレスなど、中央線らしい(?)まったりのんびり読める本がセレクトされています。文庫本も豊富。

お店の奥にはカウンター数席のカフェがあり、ここでコーヒーを飲みながら買った本を読む、という過ごし方が最高です。2階にはギャラリーも。

HADEN BOOKS(青山)
正直教えたくないくらいお気に入りなのですが、素敵すぎる場所なのでやっぱり紹介したい、根津美術館近くのブックカフェ。

天井が高く開放的で、大きな窓から入る日差しが心地良いお店です。店主の林田さんは元雑誌『SWITCH』の編集者だそうで、レアなバックナンバーがたくさん置いてあります。コーヒーはもちろん、ハーブティーやお菓子もおいしいです。

胡桃堂書店(国分寺)
西国分寺の人気カフェ「クルミドコーヒー」の2号店としてオープンした、喫茶店 兼 本屋。都心の喧騒から離れた、中央線特有のゆるい空気がたまらないのです。

“書く人、デザインする人、つくる人、届ける人、読む人が集う”というコンセプトの、本屋ともカフェとも言い表せない不思議な空間。「クルミド出版」「胡桃堂文庫」などの自社レーベルも展開しています。

NABO(長野・上田)

上田駅から歩いて10分ほど。古い、大きな家を改装して作られた本屋さんです。2階まで吹き抜けになっていて、ゆったりまったり落ち着けます。

個人的に、本のセレクトがどストライク。テーブルやカウンターがあるので、コーヒーを飲みながらゆっくり読書ができます。ほぼ毎日、読書会やライブなど何かしらのイベントをやっているみたいです。


本と、アート

ファッション、写真、映画、音楽。マニアックなセレクトが魅力の4軒!

百年(吉祥寺)
吉祥寺の東急百貨店の近くにある古本屋。細い階段を上がった2階にあるのも、隠れ家感があって心踊ります。

古本屋らしいあたたかい雰囲気でありながら、輸入絵本や写真集、アートブックなど、他にはない尖った品揃えが魅力。店内で写真展などを開催していることが多いので、美術館みたいに楽しむこともできます。

23時まで開いているので、夜に行くのをおすすめしたい。

Flying Books(渋谷)
渋谷の雑居ビル2階にある、アートブックメインの古本屋。レアな洋雑誌や海外の写真集、宗教本やエロティックアート等々、かなりマニアックな品揃え。

店内ではコーヒーやワインも飲めるので、休憩がてら立ち寄ってのんびりしたい場所です。

SO BOOKS(代々木公園)
小さいお店ながら、写真集やアートブックがぎゅうぎゅうに並ぶ様子は圧巻です。ファッション系の本や海外写真家の作品集が多く、玄人好み感のあるお店。普通の本屋さんに飽きてしまった方は、ぜひ。

book obscure(吉祥寺)

(写真出典:book obscure公式サイト

青山のBOOK246(2014年に閉店)の元店長さんがオープンした、井の頭公園近くの本屋。国内外の写真集を中心としたアートブックやリトルプレスを扱うお店です。

オーナーの黒崎さんはそれぞれの写真集にものすごく思い入れがあるようで、レジでお金を払うとき、黒崎さんと本との“別れの儀式”があります(笑)


本と、童心

子どもの心に帰れるような、子どもを連れていきたいような2軒です。

Readin’ Writin’(田原町)
新聞社出身の店主 落合さんが切り盛りする、田原町にある小さな本屋。2階まで吹き抜けの店内は、開放感があって明るい気持ちになれます。

“古くならない本”をテーマに選書をしているそうで、定番の絵本や児童書も豊富。子どもと一緒に行きたい本屋さんです。カウンターでコーヒーも飲めます。

おばあさんの知恵袋(国分寺)
本屋さんとしてはめずらしく地下1階にある、国分寺の絵本・児童書専門店。読み聞かせやコンサート、ワークショップなどイベントも目白押しの、アットホームであたたかいお店です。


本と、雨

あえて雨降りの休日に出かけたい、しっとり落ち着いた雰囲気の4軒です。

H.A.Bookstore(蔵前)
土日祝日のみ営業する、蔵前の本屋さん。細い階段を上って4階にあり、アパートの一室のようなこじんまりした空間です。

書店員・出版・取次をマルチにこなす店主の松井さん、本のセレクトのセンスも素敵です。

LosPapelotes(代々木上原)

(写真出典:LosPapelotes公式サイト

おじいちゃんの書斎みたいな、懐かしくて落ち着く雰囲気のある本屋さん。生活系雑誌のバックナンバーや、料理本、音楽・映画、アート、定番の文庫本まで、幅広く安定感のある品揃えです。

レジでいつも小さなワンちゃんが寝ていて癒されます。

B&B(下北沢)
B&B=Book and Beer。お昼から、好きな本を片手にビールが飲めるお店です。毎日何かしらのトークイベントをやっていて、出版記念イベントで著名な作家が登壇することも多々。

特定のジャンルに偏らず、満遍ないセレクトで安心感があります。

恵文社一乗寺店(京都)
イギリスのガーディアン紙が選ぶ「世界でもっとも美しい本屋」に日本の書店で唯一選ばれたこともある、京都の有名書店。

まさに“美しい本屋”という呼び方がぴったりな、重厚感もありつつ、つい長居したくなるような落ち着いたお店です。隣には“生活”にまつわる本や雑貨を扱う系列店「生活館」も。こちらも併せて立ち寄りたい。


本と、真夜中

秋の夜長、おいしいごはんを食べたあとの「次どこ行こうかな…」でふらっと訪れたい場所を選びました。

SPBS(渋谷)

(写真出典:SPBS公式サイト

奥渋谷にある、セレクト書店の先駆け的存在。24時まで開いているので、代々木上原〜渋谷あたりでごはんを食べてから、2軒目の代わりに立ち寄りたいお店です。

雑誌、音楽やアート、文庫、マンガまで幅広く網羅したセンスの良いセレクトで、ここに行くとついたくさん本を買ってしまいます。レジ横にはアクセサリーや文具のポップアップストアも。

代官山蔦屋書店(代官山)
言わずと知れた超有名店ですが、ここに行くなら真夜中がおすすめ。終電後は一気に人が少なくなり、静かな中でコーヒーを飲みながらゆっくり過ごせます。26時まで。

Library lounge THESE(西麻布)
“西麻布感”満載なバー。2階まで吹き抜けになった大きな本棚には3000冊以上の蔵書があり、自由に本を読みながらお酒が飲めます。好きなフルーツを選んでカクテルを作ってもらえるのも、良いです。28時まで。

古書バル 月よみ堂(西荻窪)
西荻窪駅から徒歩10分強、“お酒と古本、ときどき珈琲”がコンセプトのお店。おいしいワインやコーヒーと共に、店内の古本を読むことができます。

店主さんとの距離が近い小さなお店なので、一人でふらっと立ち寄って、秋の夜長の読書とおしゃべりを楽しみたい。24時まで。


本と、旅する

行くと旅に出たくなる。旅の途中で立ち寄りたい。そんな3軒を選びました。

旅の本屋 のまど(西荻窪)
西荻窪駅から徒歩10分ほどの住宅街にある、“旅の本”専門店。西荻窪という土地柄もあってか、ディープな雰囲気満載です。

店内はエリア別に本棚が分けられていて、中にはレアなリトルプレスや古本も。著者を招いたトークイベントも定期的に行われています。

BOOK AND BED TOKYO(池袋 他)
本棚の中にあるベッドが特徴的な“泊まれる本屋”。クラフトビールやコーヒーを飲みながら、ゆっくり読書が楽しめます。

真夜中まで本棚の前をうろうろして、気に入った本を読みながら寝落ちするのは、まさに至福……。池袋、浅草、京都、福岡の4店舗があります。(2017年10月現在)

栞日(長野・松本)

(写真出典:栞日公式サイト

店主・菊地さんのやさしい人柄が滲み出ているような、おだやかで心地よい時間が流れる本屋さん。1組限定、アパルトメント形式のホテル「栞日INN」が併設されています。

基本は中長期滞在向け(時期により1泊〜もOKだそう)なので、長期旅行やリモートワークの拠点として、暮らすようにゆっくり過ごしたい場所。

***


ほとんどが東京に、そして個人的な好みに偏ってしまいましたが、読書の秋に本を楽しみたい21の場所を、つらつら書いてみました。

紹介しきれなかったところも、これから行きたいお店もたくさんあります。みなさまのオススメも、ぜひ教えてください。

(2018.9.7加筆修正)

<メモ:これから行きたい本屋さん>森岡書店 / nostos books / ひるねこBOOKS / SNOW SHOVELING / 忘日舎 / 双子のライオン堂 / books 青いカバ / PEOPLE BOOKSTORE / ホホホ座 / レティシア書房 / YUY BOOKS / ON READING / blackbird books / 1003 / なタ書 / BOOKS f3 / ロバの本屋 / READAN DEAT / 北書店 / ひとやすみ書店 / ブックスキューブリック / 本屋ルヌガンガ

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

あしたもいい日になりますように!

いえーい!\(^o^)/
86

Chihiro Bekkuya

ドーナツとコーヒー、ときどき本

特別に読書家なわけでも、文学に明るいわけでもない、ごく普通なアラサーの読書備忘録
3つのマガジンに含まれています
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。