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志望動機のここを直すべき!の話(コンサルファーム編)

こんにちは、コンサル転職の中の人、「コン転」です。

現在、事業会社などで勤務されていて、未経験でコンサル業界に行きたい方(就活生含)を主な読者の対象にして、noteを投稿しております。

今回は、 コンサルファームに対する志望動機のここを直すべき!というテーマについてpostさせていただきます。

今回は、就活生やコンサル業界への転職を目指す人におすすめの内容です!

職業柄、就活生やコンサル業界への転職を目指す人の書類選考・ビヘイビア面接時の志望動機・会社でやりたいこと・目指したい将来像などを添削することが多いですが、
はっきり言って、一度目の添削で内容面で充実した内容をかけている人が極めて少ないです。

特に、抽象化された内容のみを並べただけで、具体で何が言いたいのかがわからないものが多いです。

ということで今日は、実際の就職/転職希望者がついつい書いてしまう/話してしまう事項とその添削について解説していきます!

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注)以下、貴社=志望するコンサルファームのことを指します。適宜御社などと読み替えてください。

「貴社は外資系ということもあり、グローバルな案件が豊富…」についての添削

「貴社は外資系ということもあり、グローバルな案件が豊富です。私はバックグラウンドが海外にあり、将来的に世界を跨ぐ仕事がしたいため、志望しました。」

外資系のコンサルティングファームを志望する人が書類選考時に書きそうな文章が上記です。
言いたいことはわかるので、上記の文章を書いただけで選考が通らないことは全くないですが、文章を変えるとしたら、次のように変えると良いでしょう。

「貴社は、外資系ということもあり、HPを拝見すると、XX社やYY社とグローバルにおいても共創し、企業価値向上に寄与しているかと思います。私は、バックグラウンドが海外にあり、かつグローバルからみた日本の製造業(※例)に対して課題を感じているため、貴社に入社し、日本の製造業の変革に貢献したいと思っております。」

※面接の場合は、「日本の製造業に対してどのような課題を持っているか」を面接官から必ず聞かれるためその準備をしておきましょう。書類選考の場合は、上記文章の中に課題の内容(例えば、「日本企業は昔から小ロットで高品質な製品を作ることに長けてきたが、近年では大ロットでそこそこな質の製品を作る中国企業に競争力で劣ってしまっている。」または、「XXやYYなど、DX/業務改革が進んでいない領域が多く、本来削減可能なコストを削減しきれていない。」など)を織り込んでしまうことが賢明です。

「貴社に入社することで、インパクトのある仕事を…」についての添削

「貴社に入社することで、インパクトのある仕事をし続けたいです。」

こちらについても、志望動機・会社に入ってやりたいことで見るような文言です。
インパクトのある仕事とは?ということで、下記のように変えてみましょう。

「貴社は、特にXXというケイパビリティを活用し、XX・YYと言った日本をリードするようなクライアントと規模感のあるプロジェクトを行っています。私が貴社に入社することでそのようなクライアントと共に、日本を変革するようなプロジェクトに携わりたいと思います。」

※インパクトのある仕事=日本を変革するような(大規模な)プロジェクトと定義した場合。

「貴社が、多くの成長機会があると聞いており…」についての添削

「貴社は、多くの成長機会があると聞いており、私自身もそのような成長機会をもとに短期間で急成長したいと思います」

就活生ならそこまで問題ではありませんが、転職志望者であるならば、成長機会について面接では言及しない方が良いです。
というのも、成長機会というのは、コンサルティングファームのクライアントに対して、1円も利益を生み出さず、自分(転職志望者/就活生)がそのファームに入るべきか?と言った論点に答えるものにしかならず、独りよがりであるためです。

もちろん、面接担当者なども、転職志望者に成長してほしいとは思っておりますが、その目的は、「クライアントに貢献してもらうため=会社に対して永続的に利益を生み出してもらうため」です。
なので、就活生の場合は、ポテンシャル採用の色が強く、向上心なども評価されやすいですが、転職志望者の場合は、どれだけすぐに会社に貢献できるのかというのが評価のポイントになります。

なので、仮に文章を変えるとするならば、成長機会については言及せず、今転職志望者が持っている能力をもとに下記のように変えるかと良いかと思います。

「私には、前職でXXといった経験があり、貴社においてもXX・YYといった面で貢献することが可能です。」

まとめ

今回は、コンサルファームに対する志望動機のここを直すべき!というテーマについて話しました!

コンサルファームでは、以前は書類をあまり見ることなく、フェルミ推定・ケース面接を見ることが多かったですが、近年では書類選考・ビヘイビア面接も重視されるようになっています。
とはいえ、志望者数がそもそも多いため、ぱっと見でわかりやすい文章=具体事例が含まれており、中身がイメージできやすい文章を書くことが肝要です。

面白いと思った方は、noteやTwitterなどでシェアしてください!

それでは! 

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