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酒好き主婦のときどきホテル生活vol.11

vol.11 慣らし運転はすこぶる快調

春の入り口の3月半ば。
[ HOTEL RESOL TRINITY OSAKA ]

今回の逃避先
旅館のような佇まい

初めてお邪魔するホテル。
『和のテイストが心地いいです』と、SNS仲間に紹介してもらった。
14時半に到着。
部屋に入れなかったらロビーで待ってようと思ったけど、
「15時からのチェックインですが、お部屋はもう用意できています」と言われて厚かましくも30分早く部屋に入る。
私っていつも予定時間より早く着いてしまう。ホテルに行くときは浮き足立ってるんだろうな。いつもいろいろ手配してくださるホテルの方に心の中で「ごめんね〜」と言っている(口に出して言えよ)

窓際は障子と格子

和のテイストがかなり反映されている。
窓部分がカーテンの代わりに半分が障子、もう半分が木でできた格子になってる。開ければいつもの大阪の街並みなのだが、なかなか斬新。
デスクがないのがちょっと難儀だが、ワーキングスペースが別で用意されているらしい。

荷物を置いて、お風呂に行こうかコンビニに行こうか迷ってコンビニへ。
お風呂からあがってから飲み物がないと嫌だからまずは買い物に行こう。
歩いて数分のところにあった。
ビールやらおつまみを買う。無性にアイスが食べたくなってアイスも買う。
部屋でアイスを頬張って満足。
さて、お風呂。
15時から入れるようだけど、もう20分ほど過ぎている。一番乗りは無理かなぁと思いながら行った。2番だった。最初の方がちょうど出るところ。
お互いにちょこっと頭を下げて挨拶をする。
結局ひとりっきりで悠々と入る。
気持ちいいお風呂。最近のホテルの温泉は湯船の向こうに植栽があるという形が多い。ここもそう。
いつものごとく、お風呂場は写真撮れないのでホテルのホームページからお借りした。
お風呂場にも格子が使われてた。

ブルー系のライトが清涼感を誘う

頭も体も洗って、何度か入ったり出たりしながら過ごす。
壁に貼ってある温泉の効能を読んでいたらひとつだけ知らない言葉があって何?と思った。『くじ』ってなんですかねぇ。どういう疾患だろう。
あとでネットで調べてみよう。
(調べたけど、的確な答えが出てこなかった)

1時間ほど入っていても誰も来ない。
ちょっと泳いでみようかな…と思ったけど、あまりに大人気ないので静かに入る(心の中は泳いでみたい気持ち100%)
少し寂しくなって出ようと思って出る準備をしていたらひとり来た。
「こんにちは」とお互いに挨拶を交わす。綺麗な人だった。
脱衣場にある冷水器には目もくれず部屋に戻る。早くビールが飲みた〜い。
そうよ、乾杯しなきゃってことよ。

コンビニで買ってきた戦利品
そしてつまみ


おつかれさまです

YONAYONAは大好きなビール。
高いからたまにしか買わないけど、これを飲むと「あぁ、ビール飲んだぜ!」という気分になる。
そんでもってほっとする。
ずっとお酒飲んでなかったから、新鮮。飲めるって幸せや〜。
さっき思ったけど、たまにお酒やめてみるのもいいかもね、新鮮さを味わうために。いつも飲んでると惰性になってしまう。
アルコール中毒なんかで常にお酒飲んでる人は辛いだろうな。
たいして美味しいとも感じないけど飲まずにいられないんだろうから。
「一旦やめてみようよ」と言っても無理だろうから言わないけど、なんかすんなりやめれる方法を頭のいい人は考えてあげて欲しいわ。
でも精神的な問題はなかなか難しいのか.…
私は飲み続けることもできるし、こうやってやめろと言われればやめれるし、まぁ臨機応変に対応できるってことで…それはいいことよね。
などと考えながら1杯目を飲んだ。

1杯目を飲んで調子が上がってきたところで、ちょいと仕事する。
ワーキングスペースまで行くのが面倒だ〜。もう1歩も部屋の外に出たくない感じだったのでコーヒーテーブルで原稿1本書き上げる。
テーブルが低いから腰が痛くなって、やっぱりちゃんとワーキングスペースに行けば良かったと後悔した。
すぐに原稿を送ってチェックしてもらったら、数カ所間違いがあり訂正の指示を受ける。
『コーヒーテーブルでやってるからやりにくいんだよね』と言い訳をしたら、『それはコーヒーテーブルに失礼です』とやり返された。
確かに、それは確かにだよ。でも厳しいな〜と思いながら、パソコンを持ってワーキングスペースに行く。30分ほどでやり直し終了。

またお風呂に行く。
けっこう私って風呂好きなんだなぁとこのシリーズをやりながら思う。

お風呂の入り口

また誰もいない。
20分間つかる。
またお酒を飲む。


缶入りのスパークリングワインロゼ


ちょっと仮眠。
起きたらもう外は暗い。
テレビつけっぱなしで昼寝してた。


テレビは何かわからない画面を映し出していた


晩ごはんは、もう外には行かないと決めていたので家の近所のお寿司屋さんで助六寿司を買ってきたのでそれを食べる。
WBC全然見ていないけど、今夜はちょっと見る。イタリアだから?
でも最初の30分ほどで飽きてきて、他局の動物の番組を見る。動物ものは真剣に見なくても流して見れるからいい。
助六寿司をぺろっと平らげておつまみに手を出す。
動物番組が終わってしニュースが始まった。
また、高齢者による交通事故のニュースをやってる。
これな〜、最近多いな〜、厄介だよな〜。
最近日本では『老人叩き』が激しくなっているじゃないですか。
「老人は集団自決するべき」とか言う人も出てきて、怖いったらありゃしない。これってこういう高齢者による交通事故の多発とかも少し関係してるのかなって思うよ。
『PLAN75』っていう映画を見た時も思ったけど、老人叩きをしている若い人たちは自分がいつか老人になるってことが想像できないんだろうな。
自分だけは歳を取らないと思っているというのはあながち言い過ぎでもないかも…
今の若い人たちが老人になる頃の方が今よりもっと悲惨かもしれないってことわかってないんだよね。少子化がこのまま進むと日本は老人だけの国になってしまうのは目に見えているもの。
少しずつ積み重なった不具合がいつか爆発する時が来るんだよな。
それはひとりひとりの生活もそれと同じで、何か大変なことが起こった時に人は「なんで?なんでこんなことに!」と思うんだけど、それは突然起こったことではなくて、ずっと前からその種が少しずつ発芽してたんだよね。
そしてその時を迎えてしまうのだと思う。
その種に気づいて修正する人もいれば、気づかない人もいる。
さて、私はどっちからしらねぇ。
とりあえず、老人叩きはやめてほしい。そんなことやったところで何も変わらないから…
でもなぁ、若者叩きをする老人もいるにはいるから人間って闇だらけ。
残りのお酒を飲みながらあれやこれやと解決のつかないことを考える。

寝よ。


2日目。
6時10分起床。

朝風呂に行く。
今度こそ一番風呂。
また二番目。

お化粧をして身支度をして朝ごはんに行く。
ホテル内にある朝ごはん会場はちゃんとしたレストランだった。
スリッパのまま入ろうとした若いカップルが注意されていた。
そのカップルは文句を言いながらも履き替えに戻ったみたい。
品数がすごい多いわけではないが、味付けがどれも美味しい。

今回は洋食セットにした


特にマフィンが美味しかった。お持ち帰りしたいほど。

美味しくて2個食べた


朝食後、少し外を散歩をしようとロビーに降りる。
昨日は気づかなかったけど、ロビーのオブジェがおもしろそう。
コンセプトは何だろう…芸術音痴の私にはよくわからない。

木製の彫刻

ホテルの周辺、北浜界隈を散歩する。
10代後半の頃、ここにあった三越デパートでバイトをしていて通った経験があるのよね、でもさっぱり位置情報がわからなくなった。初めて来る街のような気分になる。
北浜は大阪の金融街で東京の兜町、ニューヨークのウォール・ストリートと言ったところだろうか?オフィスビルだらけだけどまだところどろこ昔からある家やお店があるのが新鮮。
通勤する仕事人たちの中を場違いな私が散歩するという、これもまた新鮮。

浮世小路

それはそうとさ、noteの書き方に悩んでるんだよ。
書くことが好きで書いているのか?
誰かに読んでもらいたくて書いているのか?
この二択。
後者の場合、かなり書く内容に気を使う。気を使うとしんどくなる私。
しんどいんだよ…今。

中央公会堂まで歩いた。
公会堂の前ではどこかの学校の卒業式があるのか、袴姿の女子やスーツ姿の男子がそれぞれに写真撮影をしていた。
今朝は少し寒い。Uターンをしてホテルに戻る。

部屋に備え付けの日本茶を淹れて飲む。
帰る前にもう一度お風呂に...と思ったがやめた。
チェックアウトを12時に遅らせてもらったのでしばらく朝寝する。

11時過ぎに起床。
荷物を整理して帰る準備。
帰るときはいつも少し寂しい。
今回はおもしろい人には会わなかったなぁ。
レストランで会った、スリッパのカップルくらいか…

11時40分チェックアウト。
慣らし運転終了。
まぁまぁ快調。


good bye days



あとがき
毎度毎度のことですが、今回も取り止めのない戯言となりましたが、読んでいただきありがとうございました。
喜ばしいことに、お酒が少し飲めるようになりました。
しかしながら、医師の「ほどほどにね」という短いながら強い助言の呪縛から逃れることができなくて、ほどほどになりました。
自分で自分に「まじめかっ!」とツッコミを入れる始末です。
気候も良くなってホテルのお客さんも増えて、旅行業界としては喜ばしいことなのでしょうが、ホテルでゆっくり過ごしたいタイプの私としてはちょっと複雑な感じです。
と、言いながらもう次のホテルの予約を取りました。
その時は、ガンガン飲めるように担当医と談判します。
担当医はきっと涙目になると思いますが…

尚、この記事はボイスレコーダーを再生しながらできるだけそのままの言葉で書いています。それによって変な言い回しなどがあるかと思いますが、ご了承ください。
それと、このシリーズはホテルの紹介やお酒の紹介をするのが目的の記事ではないため、ホテルの感想及びお酒の感想などは私の主観によるものです。
詳しく書かないのもそのためで、そこのところはご察しください。

それじゃ、また次回。

イトカズ

vol.1〜vol.11までマガジンに収録してあります。


Thanks!!

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読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。