6月の7日と8日は中国がとても熱い日、「高考」と呼ばれる中国版センター試験の日です。日本のメディアでも少し報道されてますね。

教育熱心で有名な中国なので、センター試験は受験生とその家庭だけではなく、社会全体から注目されています。

中国の大学は日本と違いほぼセンター試験の成績で入学が決まります。ほんのわずかな数の大学では推薦枠があり、自主入試が行われますがね。そして新京報の報道によりますと2019年センター試験に参加する学生は1031万人です。

その人気は中国のTwitter、微博（weibo）の検索トレンドにも現れてます。最初の科目は9時からの国語ですが、その前の7時半からセンター試験こと「高考」がすでに3位に。

11時半に終わりますが、早速「国語作文」が1位に。そしてTOP10に3つの話題がセンター試験関連です。

センター試験は「中国で最も公平な試験」と言われています。もしセンター試験で不正が行れた場合、例えば試験問題の流失や変え玉試験、カンニングですらほぼ全部刑法で厳しく裁かれます。格差が広い中国で、貧乏な家庭の子も勉強を頑張ればセンター試験で自分や家族の生活を豊かなものに変える可能性があります。受験生一人一人の人生が大きく変わる試験なので、社会全体が彼らをサポートしています。

↑例えば警察が試験会場の近くに待機していて、突発的な出来事にすぐ対応できるように配置されています。

さらに、受験者が少しでも実力を発揮できるように努力を惜しみません。教育部（文部省）が政府の関係部署にさらなる協力をするように要求しています。

簡単にまとめると、騒音防止、衛生管理、熱中症防止などの面での保障を強化し、受験生により良い受験環境を提供する。今年のセンター試験はちょうど三連休にぶつかったので、交通面で渋滞を避けて試験会場までの道環境の改善を心かけるとのことです。

メディアはネット中継もやってます。

↑他のライブ動画プラットフォームも彼らを応援！

験を担いだ、そして面白い商品もいっぱいあります

例えばこちらの靴下。上に「必ず受かる」「わからない質問に適当に書いたとしても正解だ」「いつも以上に調子がいい」「出た質問は全部わかる」とかが書いてます笑。

そして最も人気なブランドはナイキです。中国の場合、採点する時、正解は✔︎で不正解は✖️で表現します。ナイキのロゴはまさにぴったり！ナイキも中国の習慣に合わせてこういうデザインを出しました。ロゴの下に中国語で「満点」と書いてます。これはスーパヒット商品で、発売してからすぐに売り切れになりました。

逆に最も縁起の悪いのが中国本土のスポーツブランドの「特歩」です。ご覧の通り、ロゴがどうみても✖︎だからです。なんでこんなの作ったんや笑

また、人気なのはチャイナドレス「旗袍」です。これは中国語での発音で「縁起が良い」です。多くの受験生のお母さんが着ますが、センター試験に向けて注文があまりにも多かったので生産工場が連日残業とのことです。

ちなみにこれは中国の個人メディアがアップした試験会場の外です。すごいですね。。

そして毎年必ずあるのは、このような報道です。

発信はだいたい各地警察の公式アカウントですが、まとめると「受験票の持ち忘れや」「身分証明書の持ち忘れ」「試験会場の間違い」「交通状況による遅刻など」警察が助けてくれることです。中には試験官の証明を持ち忘れた先生もいて、さすがにこんな大人数の試験なので大変なトラブルもあったりしますね。

最後に１つ面白いのを紹介！試験の日に近づけば残りx日のカウントダウンが始まります。これは可愛い子供がカウントダウンしてる！

頑張れ受験生、将来僕らと一緒に働こう！

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