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あなたは人財?それとも人罪?

◆人財 会社が求めている、良い「じんざい」
自分で考えて自分で成果を上げられる人
◆人材 会社が求めている、ふつうの「じんざい」
言われたことなら、自分でやりきれる人
◆人在 不況になると辞めてほしい「じんざい」
言われたことを言われた通りにやるだけの人
◆人罪 できるだけ早く辞めてほしい「じんざい」
言われたこともできないのに不満が多い人

http://makothomas.com/?p=6030

 弊社では「人財」という漢字で「じんざい」と読み、表現しようという考えがあります。 

しかし「じんざい」にはさらに細分化された表現がある事を知りました。
それが上記です。
会社によっては壁に張り出している所もあるそうです。
 
人+罪で「じんざい」と読む事には人間を罰則しているような気持も生まれますが、これを経営層が広く使う事にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。 

◆◆◆メリット◆◆◆

・トップダウン形式が適している業務では等級分け及び業務分担に利用できる(ただし人罪以外)
・評価を受け奮い立つ従業員もいる
・教育実習に活用する
・合わないと思った人は早めに退職、転職などリスタートがきれるので、経営者従業員ともに精査されていく
 

◆◆◆デメリット◆◆◆

・字面から罪人扱いされているような気になる
・自分が周りにどのように思われているのか不安に感じる
・仕事以外の休憩時間などでもランク付けのように従業員に上下関係ができる可能性がある。社風が悪くなるかもしれない。
など数え出したらキリがなく、両側面が出てきそうですね。

そもそもが人件費とは、
黒字企業にとっては「財産」=大切なもの
赤字続きの企業にとっては「消耗品」=使い終わりがあるもの
ではないかと思います。
正しく利益を出す経営をしている経営者の元には自然「人罪」は淘汰されるように思いますし、その逆も然りです。前者の経営する企業では「人財」が活躍し、後者の企業では、残念ながら「人財」と呼べる従業員はいません。
 
しかし、そもそも採用の時点で「人罪」を採用しよう!とは誰も思わないはずです。
業務やコミュニケーションを通じて「人罪」が生まれてしまったと感じた時は、経営者・既存従業員全員で対話して企業の今後を真剣に考える好機だとも考えられます。

人財は正しい経営の中で育つのかもしれません。
正しい経営とは、社員・顧客・ステークホルダーに頼りにされ、必要とされ、何より愛される経営であるのではないでしょうか。そしてそのキーマンは経営者そのものなのでしょう。

また先程も述べましたが、組織や仕事内容が合う・合わないもあるものですから職場で「人罪」というような評価を受けるような事があったら賢明な判断大切です。
出会いと別れの連続で人間は磨かれ・経験値を増やし・成長するものだと割切り、ネクストステージへはばたく事も一つの選択肢だと思います。
 
賛否両論がある「じんざい」論。
経営者の方も従業員の方も、プラスに活用できる部分があればぜひご参考ください。