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商品の価格のつけ方

こんにちは(^^)/

今日は「商品の価格のつけ方」について書いていきたいと思います!

と、いうのも私のクライアントや私の会社の飲食店の店長たちが値付けをするときに、いつもきまってある固定概念で価格を決めつので、ちょっと困ってしまったからです(*_*;

その、ある固定概念とは何か?それは原価率30%です(*_*;

飲食店ではある程度原価率のセオリーがあります。FLコストといって、フード(飲料も含む)原価率30%と、人件費率(レイバーコスト)30%という昔からの飲食店経営のセオリーです


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なので、簡単に考えて100円の原価のものを3倍かけて300円で売ろうと考える、間違った固定概念がはびこっています。

これは大きな間違いです!

商品の原価だけ見て何でもかんでも30パーセントで売価を決めてたら、平凡な商品の集まり「まぁ、こんなもんかな…」の集まりになってしまいます( ゚Д゚)

何が言いたいかというと、売り上げ全体を結果的に30パーセントにするのであって、すべての商品をはなから30パーセントにせよ!と飲食店のセオリーが言っているわけではないということです。

例えばウーロン茶。大体いっぱいの原価は10円から20円の間です。仮に20円だとして、60円の売価で売ったらどうなりますか?お客さんはびっくり仰天するし、私たちは全く客単価上がらなくて困っちゃいますよね( ;∀;)

例えばよくスーパーでも売られているサイズの生の枝豆。大体1パック250円から300円くらいで売られていますが、900円で売れますか?誰も買ってくれません…涙

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このように、なんでも3倍にして売ればいいや的な考えを持ってしまうと、訳の分かんないことになってしまいます!

ではどう考えるか?

原価をいったん忘れることです!

いったん忘れて、その食材の魅力や提供方法、調理方法などでお客様にどういう価値を提供したいかしっかり考えましょう


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なかなか手に入りにくいお酒を仕入れたときに、一人でも多くの方に飲んでほしいか、価値がわかる人だけに飲んでほしいか。前者ならグラス売りで500円で、後者なら1000円で売ればいい。

最近ではコーヒーのサイフォンという機械でラーメンスープをその都度抽出してお客様の目の前で作っているラーメン店などもあります。鍋でコトコト煮込んでとったスープより、目の前でコトコト、一瞬で出来上がるサイフォンでのスープのほうが目でも耳でも楽しめていい感じですよね( *´艸`)じゃあ果たして、どちらのラーメンにも同じ売価つけてしまったらどうなりますか?コトコト裏で煮込んだスープのほうが、値段が高く感じますよね!

このように、開発した商品に売価をつけるときに、食材原価を第一優先に考えるのではなく、売りにするべき価値の部分に売価をつけることが大事なのです!

その次に市場を見渡して他の飲食店はどんな感じか見比べたり、最終的に食材の原価をみて検討するのがベストなんです!

これでわかりましたね♬原価で売価を決めちゃいけませんよ!売るべき商品の価値に売価をつけなくっちゃ(^^♪


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