8050問題 80歳の親が50歳の引きこもりの子を養うという異常

最近、40~60歳の引きこもりが、若い人の引きこもりよりも多くなり、中高年(40~64歳)のひきこもり当事者数は約61万人。若年層(15~39歳)の約54万人だそうです。

昔であれば、食べるものもなく、そんな子を養うことはできなかったでしょうけど、今は大企業の社員なら、年金が十分あるので、働かない子供の面倒も見れるのでしょう。

子供にしてみれば、親の家に住み、食事や光熱費など全部親負担で、好きなことをして暮らせるわけですから、そんな快適な環境から出て、厳しい社会で苦労したくない、と思っても当然でしょう。

しかしながら、やはり、40歳を過ぎての引きこもりは、その後、親が死に、家の補修もできず、年金だけの生活になったら厳しいと思います。

60歳を過ぎて、親が亡くなり、年金が無くなったら将来に絶望したり、やけになって、犯罪を犯したり、命を絶ったりするかも知れません。

そうならないためにも、親としては、遅くとも30歳過ぎたら、子供を家から追い出すのがよいのではないかと思います。

今は、アルバイトをしても1人暮らしなら十分生活していけます。

売れない芸人の卵などは、月2~3万円で生活している人もいると聞きますから、家を出れば、何とか生きていけると思います。

出て行け、と言って、逆ギレするくらい元気な子供なら十分やっていけるでしょう。

そうでなければ、40歳を過ぎても、いつまでも子供みたいな夢(妄想)を語って自分をなぐさめたり、いつまでも準備状態のままで何もしない人生になりかねません。

そして、親が亡くなったら60歳くらいになって、年金も月6~7万円。貧困下層老人になってしまいます。そうなってからでは遅いのです。

親としては、心を鬼にして、30歳を超えたら子供を家から追い出すべき、と私は思います。そうすれば、自分で稼ぐ方法を見つけざるを得ず、自力で生活し、厚生年金がもらえる企業に就職できれば、その後の人生も安泰でしょう。

40歳を過ぎてからでは、リストラされる年齢ですから、企業への採用は非常に難しいですが、30歳くらいであれば、まだ企業への就職も十分可能です。

とはいえ、引きこもりは、本当の意味で病気なのでしょうか?アンソニー・ロビンズのセミナーを見ていたら、自殺願望があり、すごく暗い人が、数十分のセッションで生まれ変わったように明るくなり、「人生は素晴らしい」とばかりに元気に飛び跳ねるのを見ると、引きこもりはほんのちょっとしたことで治せる気がします。

そういう意味では、引きこもりは本人自身が創り出したり、維持している面が大きいのではないかという気がします。本人が抜け出したい、と本気で思えば抜け出せるのではないでしょうか?

うつはセロトニンなどが関係していて、悪い方に悪い方に思考が落ちていく、負のスパイラルに陥るという説も聞いたことがあります。

これも、信念の問題で、自分は価値が無い、というようなネガティブな信念から出発するからそれを証明するような行動をしてしまうのであって、自分は価値がある、やれば何でもできる、周りから愛されている、必要とされている、という前提で行動すれば、うつになる余地は無いように思います。

要は考え方の前提の問題、信念、価値観体系が変われば、引きこもりから脱することができるように、私は思います。それは決して難しいことではないと思います。

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