いぬ

【4本目】ディズニー史上最もマイナーな名作映画※私調べ/オリバー ニューヨーク子猫ものがたり


実写版アラジンにはじまり、
トイストーリー4にライオンキング

今年の夏はディズニー映画があついですね!

世代・性別を超え愛され続けるディズニー作品、
誰でも思い入れのある一作があるはず。

私はピーターパンや101匹わんちゃん・わんわん物語あたりが大好きで、
女の子が好きなプリンセス系がどうも苦手でした。

そして私の1番好きな作品がコチラ


1988年に公開されたディズニー映画です。

これ読んでて知ってる人、いるのかなあ。

人生でこの映画見たことある!って人には一人しか出会ったことがありません。
私調べですがディズニー作品で1番マイナーな作品な気がします。
(隠れた名作がもっとあると思うけど)

なぜこんなに知名度が低いのか、個人的には全然納得がいってない!!
ってほどオススメしたい素敵な映画なので、
今日はディズニー映画「オリバー」の普及noteとさせていただきます。


1.愛すべき登場犬たち

売れ残ってしまい一人ぼっちになった主人公の子猫オリバーが
ニューヨークの街で暮らす5匹の野良犬に出会い、
彼らとニューヨークで「野良生活」をスタートするところから物語がはじまります。

「子猫ものがたり」ってタイトルなのに、出てくる猫はオリバー1匹。笑
もはや犬映画です。これは。

人間も何人か出てくるのですが、
へなちょこなホームレスだったり
犯罪犯しまくってる怪しげな借金取りだったり…

出てくる人間は総じてめちゃくちゃかっこ悪いorイヤな奴。

一方で出てくる野良犬たちは
自分たちの生き方に誇りをもっていて、仲間思いでたくましい。
ダメダメな人間との対比でかっこよさ5割増し。

それぞれにしっかりモデルとなった犬種がいるので
描き分けがかなりはっきりしているのも特徴です。

性格も「素直でまじめでファンタジー」な王道キャラは出てこなくて、
お母さんキャラ・おじさんキャラ・お嬢様キャラ等…
ちょっと癖がある犬達ばかり。

ディズニー映画に犬が出てくるのはよくあることだけど、
1番人間くさい犬が登場する映画だと思います。

だから愛着湧いちゃうんですよね。


**

2.「ディズニーっぽさ」がない(いい意味で)**

この映画の好きなところが、
“夢や希望があんまりない”っていうところ。


野良犬達の飼い主は借金まみれのホームレス。

「借金を返さなければ3日以内に殺してやる!」と脅されたり
その借金を返すために猫を人質に女の子に身代金要求したり…

いやこれほんとにディズニー?
子どもに見せていいの?

ってぐらいシビアな展開。

私は子供時代から大好きだったけど、
大人が見ても絶対おもしろいと思える
ちょっと毒のあるストーリーがたまりません。


3.最高の音楽!

なんといってもこの映画の魅力は最高の音楽。
みるのめんどい、って人は音楽だけでもいいから聞いてほしい!

それもそのはず、野良犬のリーダー・ドジャーの声優は大人気シンガー ビリー・ジョエル。
そしてなんと日本語吹き替え版はあの松崎しげるさんなんです!

ディズニー映画の声優を松崎しげるさんがやっていたなんて知ってましたか?驚きですよね。

もちろん劇中歌も松崎しげるさんが歌っているわけですが、
これが最高にかっこいいんです!!!


グラサンかけて歌うドジャ―、かっこよすぎ。

女性ボーカルのこちらの曲もまた最高!!


「生きることは芸術」という歌詞。ニューヨークを行進する犬たち。
総じて、とにかく、かっこよすぎ。

ジャズとかブルースとか、渋かっこいい音楽が好きな人にはたまらないはず。

ディズニーというフィルター抜きにしてもかなりの名曲だと思います。
ていうか全然ディズニーっぽくない。おしゃれすぎます。




小さい頃お世話になった
小児科のレンタルビデオコーナーにあったんですが
はじめてみたときから虜になって、こればっかり借りていました。

マイナーゆえにレンタルビデオ店にもないことが多く、
ディズニー公式の動画配信サービスでも未配信。


先週どうしても見たくなってネットでレンタルしたんですが、
相変わらず最高でした…

昔の映画なので絵も古いけど
この古さが世界観にマッチしているのでリメイクとかはしないでほしいな…

73分とさっくり短く、展開もスピーディー。
ディズニー映画はそんなに…という人も、だまされたと思ってみてほしい。

後悔はさせません!

(個人的には吹き替えがおすすめです!)


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