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アカデミアへの就職が決まりました

いつも私の投稿をご覧くださいましてありがとうございます。

この度、博士後期課程の最終年次を終え、4月から都築育英学園 日本経済大学で助教として働くことになりました。
所属は経済学部 健康スポーツ経営学科で、スポーツ科学系教員としてコーチ学を専門に研究と大学教育に携わります。
大学院は最終年を迎え満期退学をしますが、大学で勤務しながら引き続き博士論文の執筆を進めて博士号取得を目指すつもりです。

なかなか大学への就職は門戸が狭く難しいと言われますが、教員として働くことができることに感謝する気持ちと、これまで取り組んできたスポーツ科学分野での研究や教育ができることへのワクワク感でいっぱいです。

日本経済大学は全国3カ所にキャンパスを設けており、福岡キャンパス(福岡県太宰府)、神戸三宮キャンパス(兵庫県)、渋谷キャンパス(東京都)があります。
経済学部 健康スポーツ経営学科は福岡キャンパスに設置されており、私の在籍地は福岡になります。
福岡キャンパスは学問の神様・菅原道真が祀られる太宰府天満宮の近くにあり、そこで学問に励むことができるのはとても気が引き締まる気持ちです。

私の2022年度の担当科目は、

・スポーツ指導論(コーチング学)
・スポーツ経営学
・地理学Ⅰ・Ⅱ
・専門ゼミ
・1年次入門科目
・卒業論文

これらの科目に決定しました。

大学への就職が決まるまで

2021年度は博士後期課程の最終学年(D3)であり、早い段階で就職活動を行なっていました。
将来的に学生指導をする上で、私自身が就職活動を経験しておくことは大切だと考え、現職(ホテル業)に勤めつつ新卒採用や中途採用での募集に応募して就活をしました。(現職のホテルにも伝え、了承を得て就活しました。現職の会社に理解をしていただけたのは大変ありがたかったです。)

就活は仕事の休みの日に面接を受けることができる日程で絞って行なっていたので、数多くの会社を受けることはできませんでしたが、最終的に某有名シティホテルと、国際的にも有名な外資系高級ホテルから内定をいただいていました。
数年民間企業で働いて、その間に博士課程修了しそこからアカデミアを目指すか、社会人枠で高校の教員を目指すか、またはホテル業界でのキャリアアップを図るかで考えていました。

今回ありがたいことに大学教員としての職を得ることができたのは、以前からお世話になっていた方が他大学へ移られることになり、その後任として声を掛けていただいたことがきっかけでした。
その方とは学部も大学院も全く異なる大学でしたが、私が大学野球をしていた時の縁でお世話になっていました。
博士後期課程での研究活動は、正直思うように進んでいない中でしたので、そんな中でも大学教員になれたことは大変ありがたく思っています。

大学院生としての5年間

以前の記事でも紹介していましたが、大学院進学は高校生の頃から志望していました。
しかし、当初はアカデミア志望ではなく地理歴史・公民科の高校教員になることと、高校野球の指導者になることを望んでいました。

高校教員だけでなく、アカデミアへの就職も意識し始めたのは大学院の博士前期課程(修士課程)の頃です。
修士論文の執筆で取り組んだ研究で学会賞を獲得できたり、大手スポーツ誌の記事になったりしたことで、研究で世の中の役に立つということの喜びを感じたことがきっかけでした。

修士号を取得後、そのまますぐ博士後期課程(博士課程)へ進学。
本来であればどっぷり研究に打ち込む日々を過ごすべきであると思いますが、経済的な理由と将来のキャリアの不安から就職して働きながら在籍することを選択しました。
また、教育職で活動する上で民間企業での経験は、学生や生徒への進路指導やキャリア教育、教育指導上の裏付けにおいて役に立つのではないかと考えていたことも、働くことに決めた理由でした。

就職したのは大手ホテルチェーンで、初年度は定時制高校の非常勤講師と兼業し、2年目からホテル業1本で働きました。
ホテル業界というのは、基本的に休みが少なく、また夜勤もあったので生活リズムが崩れ、休みの日に研究や勉強をしようにもかなり身体的な大変さがありました。
現状としては、まだ博士論文を書き上げるまでには至らなかったので、一度満期退学をしたのちに、大学で働きながら博士論文を書き上げて博士号を取得することを目指しています。

今後の目標

今後の目標として、1つ目に学生指導と研究活動と並行して博士号の取得を目指していきたいと思います。
これからは仕事が研究になるので、ここで一気に修了に向けて取り組んでいきたいと思います。

2つ目は、自分自身の専門であるコーチ学を通した人材育成に努めていきたいと思っています。
健康スポーツ経営学科ということもあり、将来スポーツ現場で活躍する学生が多く在籍しています。
”コーチ”という役職に限らず、コーチ学では社会の様々な場面で活用できるスキルや知識を学ぶことができます。
未来のコーチだけでなく、社会の中で優れたリーダーシップを発揮できる人材を育てていきたいと思います。

3つ目は、新たな分野にチャレンジしていくことです。
今回、担当科目としてスポーツ経営学を担当することになりましたが、この分野は専門外でこれまで深く学んだことがありませんでした。
しかし、今回担当することで自分自身の学びの幅が広がり、専門のコーチ学にも参考になることが多いと考え、また学部は経済学部だったこともあってチャレンジすることにしました。
そして、地理歴史科の教員免許を活かし共通科目の地理学も担当することになり、マルチに担当することになりました。
授業準備はかなり大変になりますが、自分自身にタスクを課していくことで学びを広げていくことにとてもワクワクしています。

コーチ学分野にも通ずるアクティブ・ラーニングや、学校教育に関する分野にもこれまで興味を持ってきました。
いろいろ手をつけて中途半端になってはいけませんが、広く学ぶことは自身の専門を洗練させる上で有益だと考えています。
学問に打ち込める職業に立てたからこそ、出来るチャンスだと思って取り組んでいきたいですね。

そして、今後は仕事とやりたいことが一致するようになるので、よりnoteでの投稿の時間を作っていこうと思います。
自分自身の学びのアウトプットの場として、また多くの方との情報交換の場として、投稿も頑張りたいと思います。
ぜひ、今後とも私の記事をご愛好賜わりますようお願いいたします。

アカデミアへ進むことを決めて

元々、ずっと野球に打ち込んできて勉強を好きと思ったことがなかった小中高でしたが、大学で教職課程に在籍し、大学院で研究活動に従事するようになってから、学問の面白さや学ぶ楽しさを感じ、また学ぶ意義について考えるようになりました。

学ぶことで得られる自分自身の成長を、ぜひ私が指導する学生にも感じてもらいたいと思います。
そして、学生の自己実現を支援しつつ、私自身も研究者・教育者としてステップアップしていこうと思います。

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