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なんとなくわからないに侵食される日々

労働大学生になって5週間が経ちました。最初の1週間はインダクションだったから、厳密には授業が始まって丸4週間、、、って、たった4週間!?

毎日毎日、授業と仕事とその移動に追われ、合間に適当な料理と掃除と洗濯をするだけで時間が消えて行きました。時間がないってのは作っていないだけでしょ、と本気で思っていた頃の自分をボコボコにしたくなるほど時間がない!てか、時間がマッハの速度で過ぎてゆくのです。

学生生活は楽しいのです。授業はどれも興味深いし、クラスメイトはほぼ良い人たちだし、気の合う友達も出来たし、たいして苦労することなく長年の夢だった早寝早起きの生活になったし。ただ、なにがなんだか良くわからないうちにじゃんじゃん情報量を浴びせられて、どうやって整理していこうと考えているうちに、仕事やら読まなきゃいけない文献やらがやってきて、さらに授業が進み情報が増え、(自動で全身全霊集中モードになる仕事のセッション中以外は)どれもこれもが中途半端になって、やらなきゃと焦りながらも、疲れ過ぎて帰宅したら最後、何も手につかずの毎日。

疲れの原因は、目だとか、目だとか(2回言った!)、新しいルーティーンだとか、長時間座っている苦痛だとか、色々あるけど、最近さらに気づいたのは、授業中に次から次へと現れる「知ってるはずなのにこのコンテクストでの意味が掴めない単語」と「うっすらなんとなくしか意味を知らない単語」と「聴いたこともない単語」の数々。

授業のプレゼンテーションは事前にダウンロードしてあるので、わからない単語はその場で長押しで調べられるものの、やつらのほとんどは辞書を引いたところで解決するどころか、雲を掴むようなぼんやりさ。しかも調べているうちに授業は進むから、わかったようなわからないような感じのまま、とりあえず「あとで調べるリスト」にメモだけして、授業を聞き、デスカッションをして、頭の隅にはやらなきゃリスト、というのは地味にHPを蝕むのではないかと思うのです。渡英当初にとってもストレスだった、何を言われているのかわかるようでわからない感じ、再び。それでも訊ねる英語力があるだけ今のほうがマシといえばマシなのだけれど。

ストレスマックスだろうがなんだろうが、やらなきゃリストはこのままでは増えていく一方なので、まだリストが小さいうちにひとつづつ潰さねば、と心を改めた月曜日。まずは読みやすそうな文献をひとつ読破し、2つ目もいい感じに進めていたのですが、そこで突然、もう少し先だと思っていた課題エッセイのドラフト提出締切が来週半ばだという事実が発覚。アカデミックライティングのお作法リサーチさえまだやっていないのに。

さらに、エッセイのテーマはなんでしたっけ?と見直してみたものの、ここでもまた質問文の意味はいち英文としてはわかるのに、そんなにざっくり聞かれても何を書けといわれているのかがまったくわからないという、残酷さ。

それから数日かけて、チューターやクラスメイトたちとすり合わせをして、まったくわからない→なんとなくわかったような気がする、というところまでは辿り着きました。さらにここ数日は、友人や仲良しクライアントから具体的なアドバイスももらい、大学のサイト上にあるサポートコンテンツからエッセイお作法を勉強し、ようやく、なんとなくわかった→書けるイメージが湧いてきた、へステージアップです。

ここで一気に流れに乗ればいいものを、まだエッセイ用のリサーチさえもしていないというのに気持ちが緩んでしまい、週末は急に入った仕事と元々入っていた仕事と別の課題に取り組んだ(でもこっちは終わった)ところで、ちょっと休んでもいいよね、とこれを書いている日曜日の夕方。ぐうたらな私にしてはけっこう頑張ったと思うのよ、まだ締め切りまで3日あるし、なんて思いながら。

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