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【詩】孤独にくつろぐ

 人付き合いが苦手で
 逃げて 逃げて 逃げ続けて
 そうして 孤独に出会った

 孤独は言った 怖くはないよ
 僕は言った それは分かってるよ

 だって僕は 孤独だったから

 僕のこれが 孤独だと知ったのは
 君と出会ってからだけど
 今までも ずっと ずっと 孤独だったんだ

 そうか ならば と孤独が言う
 孤独に くつろいだら いいかもね

 孤独に くつろぐ? 僕が聞く
 そうさ 孤独に と孤独が言う

 人との繋がりを 絶ってしまって
 ひとりの 時間を 作るのさ

 それなら もう やってるさ と僕は言う
 それじゃ まだまだ 足りない と孤独が言う

 孤独をくつろぐ 方法を教えよう

 SNSには 絶対に 近づかないこと
 本を読むのは 孤独のために あるものだ
 文章を 書くのも いいだろう
 絵を 描くのも いいだろう
 リラックスして 音楽を 聴くこともいい
 散歩に出かけて 考え事をすることも

 他にも まだまだ 君のために あるぞ
 孤独は そう言って 話をした

 僕は 思う
 そうか 孤独は
 寂しく 悲しく
 虚しいものでは なかったんだなと

 孤独を くつろぐ
 それが 何か 分かったかい?
 と 孤独が言う

 それは 僕のための 時間だったんだ
 それは 僕のための 居場所だったんだ
 それは 僕のためにある 遊びなんだ

 自分を 深める
 自分を 癒す それが 孤独さ

 終いには 僕は 孤独と 友となり
 僕は 孤独と 一緒に 歩むことを 決めた

 寂しくはない これは強がりではない
 だって 孤独であっても 
 楽しいことが たくさんあるから
 僕には 孤独が 一緒にいるから



 余談

 孤独では生きていけないと
 世の中は言うけれど
 全くその通りではある

 けれど、一人でいたい人もいるはずで
 それを無理やり集団の中に入れるのは
 酷なものだと思う

 理想は、集団の中のひとりぼっち
 周りの人が一人になりたい人に対して
 一人でいてもいいんだよと考えておくこと

 一人だから集団から外れているのではなく
 集団の中に一人を作るということが大事

 私はそんな風に考えています
 読んでくださってありがとうございます

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