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両生類についての出題ミスが重なる。

 受験シーズン真っ只中ですが、両生類に関する出題ミスのニュースが二つ、同じ日にタイムラインに出てきたのでちょっと面白かったです。

 まずは九大。問題文中イモリと書くべきところをヤモリと書いていたそうで、初歩的ミスで旧帝大が何をやってる!という気持ちと、見直ししても予断があると見落としそうという気持ちが同時に湧いてきます。ゲームのデバッグの様に現役受験生に解いてもらえば、とか思ったのですが、公平性の観点から無理ですね。

 次は島根県の県立高校の試験。詳細は詳らかでないですが、両生類の特徴を挙げる問題で両生類の特徴ではないとされた選択肢に、その特徴を持つ両生類もいる、という物言いがついたようです。
 この記事で思い出したのですが、中学の資料集には魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類のそれぞれの特徴を比較している図で、両生類は体外受精と書かれていたんですが、自宅の動物図鑑ではイモリは体内受精すると書いてあったんです(交尾をするわけではなく、メスが精子を体内に取り込んでその後に受精するそうです)。つまり資料集はカエルの特徴を両生類全体の特徴として記述してしまっていたわけです。学校の教科書や副教材でも誤りはあると学んだ思い出です。
 島根県の出題ミスがこれだろうと決めつけることはできません。むしろこんな記述が30年以上も放置されていたとは考えづらいので、きっと違うでしょう。

 ただのニュース紹介でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。本業のサイトもご覧いただければ幸いです。


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