初めて知る動物 シマハイイロギツネ

 さきほどXで見かけたポスト。サンタバーバラ動物園が、絶滅しそうなイヌ科動物が復活したと伝えています。

 このチャネル諸島のアイランドフォックスってなんだろう?普通のキツネではないのか?と思って、コピってググると英語版Wikipediaに「Island fox」の項がありました。ブラウザの翻訳機能を使って読むと、カリフォルニアのチャネル諸島の固有種で、島ごとに固有の6つの亜種がいるとのこと。

 ここから学名の「Urocyon littoralis」を拾ってきて、再度検索。日本語のWikipediaの「シマハイイロギツネ」の項が出てきます。どうやらこれが和名の様です。「縞」でなく「島」なんですね。
 アメリカ大陸本土のハイイロギツネと同属別種で、ハイイロギツネが島嶼化で小型になったものとのこと。英語版Wikipediaでは氷河期に海上の浮遊物に乗って島に到着、群島の南部の島へは人間が持ち込んだ、としていますが、日本語のWikipediaではその説も紹介しながら、最新の年代測定では人類よりも後に島に渡って来たことになり、最初から人為的に持ち込まれた可能性に言及しています。
 いずれにせよ人類により半家畜化されペットになったり、猟犬のように使われたり、毛皮を利用されたりしたとのこと。従順で人を恐れないとも。

「銃・病原菌・鉄」では、ユーラシアとアフリカ以外の新世界では、動物たちは人を恐れるようになる前に狩り尽くされ、その地に進出した人々は動物を家畜化するチャンスを失ったというように書かれていた記憶がありますが、あれは大型獣限定の話だったでしょうか?

 今回はついでにハイイロギツネがキツネ属ではない独立した属であること、北アメリカ大陸にはキツネ属とハイイロキツネ属が両方居ることも知りました。知らない動物のことを知るのは楽しいですね。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。本業のサイトもご覧いただければ幸いです。


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