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愛着障害回復の決め手_2/230923

人生で一番大きな課題だった愛着障害を、2年かけて集中的にどうにか、かなり回復できた話

私もかなり悩んで調べまくったのでどなたかの参考になればと残します

▼その1はこちら▼


銀座でパニック発作


具合悪くなったらいけない、と思い込むと自己成就予言となり、実現してしまう


▼自己成就予言について▼



だけど無理矢理「大丈夫だ」と思い込んでもダメな時もあるわけで、訳分からん

親友と遊んだ後に恋人と銀座で待ち合わせて、歩いて向かっていたら「いやなよかん」がした。
落ち着こうとしても無理。
なんでか無理。

待ち合わせ時間が近づくけど無理。

あ、嫌われる

だって具合悪い=悪=嫌われる、だから

そうは言っても

タイミング悪く親友(しかも性別上は男)と遊んだ後に具合が悪くなってしまったわけで、さすがにそれはダメだろ、と思った

ダメだろ

どうにか復活を試みる

カフェに入って温かいお茶を飲んで頓服と吐き気どめをもりもりに飲んで、落ち着…かない!

余計むり!

カフェに人がいるから無理なのかも、と思いとりあえずあてもなく銀座を歩く…けど、人むり!となってウロウロする。

動悸もすごいけどものすごい焦燥感に冷や汗に吐き気がしてきて「ほんとの発作やないか」と思うと同時に「どうしよう!」のMAX

嫌われちゃう!!!!

けど、そもそも親友と炎天下にラジオパークとか行くな、じぶん!

の情けなさで泣きそうになりながら、もう無理!が重なって、ついに諦めた

「もういいわ、もういい。
 とりあえず私、落ち着こ」

落ち着きたいので路地の車庫前の地べたに座って、ひと気は無いけどシャットアウトしたかったのでフードとサングラスをかけて「ちゃんとした人」を諦め、音楽を聴いて、落ち着こうとするのを諦めた。

もういいや嫌われても、情けなくてもこれが私よ

だって、人っていつも元気なわけないし、迷惑だってかけるじゃん

この開き直りが良かったんだと思うけど、これって自己肯定感がある程度ないとできないとも思う

まさにこの時である


さすが私の恋人


あとから呑気にこう言っていた

「地べたにああやって座ってたから、歌舞伎町の家出少女みたいだったよ」

普通のテンションで言うし
そんでよりによってその例え

とりあえず恋人が来るまでに夜ご飯のお店をキャンセルして、とにかく楽な姿勢で過ごし「もういい、銀座に住んでるわけじゃないし「あいつなに」とかなっても知らん」と諦めた。

「迷惑かけずにいつもちゃんとしてなきゃ」が強いらしく、
実際は「全くちゃんとしてない」のでストレスが大きいのだ

発作が出ると最強にぶっきらぼうになってしまう

喉にヒステリー球という、筋肉が固まってしまう状況になるので声を出すと吐き気がするのだ。
つまり私の発作はずっと指を喉に入れられているような感じで、その時は私だけでなくみんな話せない。

そして焦燥感と冷や汗なので手先もぶるぶる

そうなると最強の性格ブスが現れる


返事しない


恋人は銀座に慣れていても私は慣れていないし、そもそも病的方向音痴

なのでいつもならちゃんと説明できるけど声も出したくないし文章も打ちたくないわけで、LINEも無視

そしたらどこにいるかわからない

具合悪いとこ見られて嫌われたくないし、この時MAXに逃げたかった

「どこにいる?」と電話がかかってくるも道がわからないわけで吐き気で説明も下手、ぶっきらぼう

「…歌舞伎座のとこ」

「いないけど」

「…歌舞伎座の…反対側の路地」

もう電話切りたいMAX

「反対側じゃん笑
 どこの路地?」

「知らない」

「じゃあ行けないなぁ」←この言い方わたしそっくり

「…ここから歌舞伎座の右側が見える。
 あとなんか天ぷら屋」

嫌われるカウントダウン開始、の私の心情は「嫌われるとわかっているのに逃げられない」という最悪のシチュエーションだった。

▼3へつづく▼

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