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ぼくらはみんな生きている

こんにちは、つちいじりです。

今日は手前みそづくりの報告です。
仕込みから約70日経過しました。

うすうす気づいてはいたけれど、様子見していました。
現在の手前みその状態がこちらです↓↓




青かびが生えた味噌

びっくりされた方もいるかもしれません。
グロテスクで失敗やんと思っている方もいるかもしれません。
お食事中の方は申し訳ございません!


しかし!

これでいいのです。
カビは生えるものなのです!

プロでも生えるというブログもありました。
だから大丈夫なはずです。

味噌もカビのような菌によってできる食品です。
ただ青かびは見た目や風味を損なうので、取り除いてあげればよいのです。

カビも味噌も生きている。

カビを取り除いて塩を振る

青かびはスプーンですくって、平らにして再び塩を振ってふたたび熟成させます。

殺菌効果のある塩で表面を覆うことで、カビの繁殖を防ぎます。

またカビは好気性の菌類のため、しっかりラップをかけて空気の触れる面積を小さくすることでもカビが生えるのを抑制できます。


先人たちの知恵ですね。

ただ我が家は湿度が高いので、梅雨時は心配です。
毎回表面をスプーンですくっていたら、夏が終わるころには半分くらいになってしまうのではないか。

そんな不安も楽しみのひとつ。

実際に手前みそは一つとして同じものがありません。
仕込み方や気候だけでなく、手についていた菌類や、各家庭の湿度や室温などで味が変わってきます。

世界中探しても、調味料にこれほどまでのレパートリーがあるのは日本くらいだと思います。

その中でも発酵食品は特に種類が豊富です。
日本の食文化は発酵食品の文化と言っても過言ではありません。

そうやって歴史がつむがれてきました。
後世にもつないでいきたいです。

手前みその仕込み方についてはこちらをどうぞ↓

仕込んで10日目はこちらから↓↓

ではまた。

都会で実践できる農ライフ、読書、ドイツ語、家族などについて「なぜかちょっと気になる」駄文・散文を書いています。お読みいただき、あなたの中に新しい何かが芽生えたら、その芽に水をやるつもりでスキ、コメント、ほんの少しのサポートいただけると嬉しいです。