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Godoxのクリップオンストロボを購入してみた

 先日クリップオンのストロボが一つ壊れた。
撮影前にカメラにセットして何枚か試しに発光させると軽い音の後にきな臭い匂いと少量の煙が発生。
以前にも同じ症状は複数のストロボで起きていて原因はバウンスのためにヘッドを何度も動かしたことで中のリード線が
切れたのだ。
メーカーに問い合わせるとすでに補修期間が過ぎているので
修理不能と。
クリップオンのストロボは仕事で使うことが多いので数多く持っている。
最近の上級機種は多機能だが多くの機能は使わないのでコストが合わない。自分としては高性能のものを1台持つより中堅クラスのものを2つにして数を多くし壊れた時の場合に対応できるようにしたいという考えだけに使わない機能が多い上級機種は必要ない。
最近ストロボを買っていないのでどんな機種があるのか見ていると材料費高騰による値上げか便乗か分からないが性能に反して高い価格のものが多い。
近いうちにミラーレス機を導入するつもりだが今使っているニコンにするか分からない。別のメーカーにした場合には改めてストロボを複数購入しなければならないことから今回は投資額を抑えることにしてGodoxのストロボを購入してみることにした。

Godox TT685ⅡN

 数年前からGodoxのストロボを使っているカメラマンが増えているが性能で比較すると国産メーカーに比べて価格が安すぎる。修理はきちんとしてくれるのかと使っているカメラマンに聞くと「安いから使い捨てですよ」という答えが多く不安にあんるがネットで調べるとそれなりに使えるようだ。
3万円前後のV860Ⅲを知り合いのカメラマンに薦められたがもう少し足せばニコンのSB-700が買えるし電池が専用というのも不安がある。他のストロボと同じ単3電池が使えTTLが使えるものでTT685Ⅱがありそれを購入することにした。

注文して2日で届きに、まずはカメラにセットしてみる。ネットではホットシューの部分が弱いようで壊れやすいということだが問題はなし。

周囲をロックする構造はニコンよりしっかりしている?

日本語の説明書も付いているが説明が簡潔で細かい点が分からないのは今風か。マニュアルで発光される時のGN表示がない。TTLしか使わないだろうという考えのようだがストロボメーカーとしては大きなマイナス点だ。

安いが細かい設定ができる。


TTLでの調光補正もできるしヘッドがどの位置にあるかもきちん表示される


バウンスにすると矢印が表示


マニュアル発光の補正は細かくできるが距離表示がないのでメーターを使って測らないと光量が分からないのは使い勝手が悪い。
今使っているストロボのひとつであるニッシンのDi866markⅡは距離がきちんと表示されるだけでなくバウンス時でも表示される。多くがバウンスにすると距離表示が無くなるだけに貴重な機種だが製造中止と残念。

 最も気になったTTLでも発光もニコンらしい抑え目の発光だし精度もまずまずとひと安心。
感心したのはヘッドが後ろにも少し動くこと。天井にバウンスする時にカメラの角度によっては前の方に発光部がいき被写体との距離によっては前過ぎることもありその時にはヘッドを少し後ろに向ける。しかし大半はヘッドが90度しか上に動かないのでヘッドの向きを後ろに180度動かさないといけないので2度手間のうえに時間もかかるがこのストロボはヘッドを後ろに向けるだけで済むので使いやすい。

1回の動作でヘッドを少し後ろに向けられる

価格的なものとメンテナンスの関係で予備の扱いだが簡単な撮影で使ってみてどんなものかをみる予定。
スマホもそうだが価格が安いうえに性能だけなら中華製メーカーは国産を上回るものが多いだけにメンテナンスも良くなると脅威的なものになるが国民性から見てまだその日は遠いかもしれない。

                      

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