梟谷出羽 aka BIG YABAI OWL

鳴かず飛ばずなVTuberをしております

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最近の記事

【曲紹介】機械製の自然と歪さ【DKC2:かいてんタルさんばし】

本稿は上記動画並びに音楽に関する感想まとめです。酒の肴程度に読んで頂けますと幸いです。 動画概要 ドンキーコング2の「かいてんタルさんばし」を8FDD、4SM、1DTとして構成している。動画概要欄にもある通り「FDD = フロッピーディスクドライブ(画面中央)、SM = ステッピングモーター(画面左)、DT = Drum Thingことパーカッション担当(画面右)」を使用している。正確に計測していないが、BPMも恐らく原曲と同じ。 動画投稿者はその他曲のアレンジを幾つか出

    • 【マンガ紹介 #10】めんつゆひとり飯【小ネタバレ】

      めんつゆ一本でOK!でもやっぱ色んな物食べたいからほんのり努力します!ということで料理が上手な同僚を脳内に飼う物語。 作品データ 巻数:7巻(連載中) 作者:瀬戸口みづき (著) あらすじと1話 「十越さんってお料理すっごい上手って聞きました~!」の一方で 「面堂もちゃんと自炊しているのか?」 平凡な会社のとある廊下。料理は最高のコミュニケーションツール。 「自炊はしてる、ちゃんとはしていない」「新手のなぞかけか?」 「ほとんどめんつゆしか使わないの!」 その日から

      • 音楽の情景と拘り

        注釈:ほとんど筆者の備忘録用に記載するのと、某ゆる言語学ラジオが紹介してた「ビジュアル・シンカーの脳」を絶賛読んでいる最中だが、言いたいことは満載なのでせっかくなので書いた次第。なので酒の肴感覚でお読みください。 音楽から景色を"Debussy"「月の光」と"LiSa"「紅蓮華」のタイトルから景色を想像できる曲は幾らでもあるが、より抽象的なタイトルは幾らでもある。だが同時にCDジャケットやその曲が同時に紹介されたアニメを含める映像作品のおかげで暫定的なイメージもあるし、その

        • 語るのイデア

          序章今と昔の語るについて 昔から「語る」の言葉は大きな意味を秘めており、単語のみならず「物語がもの話しではないのと同じく、背中で話すことは無くとも背中で語ることがあるように」を始めとして{言う・話す・語る}の三段階に分けて意味を学ぶようにコミュニケーションの調査性の最終段階とも表現出来得ることを「語る」の文字に秘めていた。 そして昨今では意味を変えることは無くとも、SNSや複数のメディアを通して「語り」は一種の必然性を持ち始め「自語り」「オタ語り」等が頭角を現すが如く、「

        【曲紹介】機械製の自然と歪さ【DKC2:かいてんタルさんばし】

          VTuberとかのゲーム案件に関するモヤモヤの言語化

          注釈:自分の力だけではこのトレンドはどうしようも無いこと踏まえた上でメリットやデメリットという点だけでなく、モヤモヤの正体を暴く上でVTuber側ではなく可能な限りゲーム側に論点を置きたいが、至らぬ方向に飛び火するのは目に見えて判るので、飽くまでも言語化に押しとどめることに専念するので、最終的な行動は各々に委ねたい。 よくあるゲーム案件の種類単発系 既に企業側が用意したデータを用いて、配信内の時間にて特定のゴールを目指す且つ特定の動作や演出を行う。 一番判り易いのがMMO

          VTuberとかのゲーム案件に関するモヤモヤの言語化

          自己紹介と自分の【Refind Self】の性格結果

          注釈:Refind Selfプレイ時の性格結果を基に記事を勧めます。本当はビッグファイヴや16-Personalitiesでも良いのだが、自分にもっともフィットしてるのはこっちだと感じた。未プレイでも判り易く話を勧めますが悪しからず。また上記IDはそのまま使用して頂いても構いません。 性格に関して以下はRefind Selfの性格説明する。飛びぬけた道徳と判断に対して、圧倒的に少ない熱意にほんのり伸びている手段と挑戦。これが凄い面白いことに10人を超える知り合い+配信者と比

          自己紹介と自分の【Refind Self】の性格結果

          転職体験と大量の愚痴

          注釈:筆者も結局は1回しか転職していないし、種明かしをすると最終的にフリーランスになっただけだが、おかげで働き方や仕事の本質や年功序列云々のことを知れたが、本稿は可能な限り自分の主張は抑えるが、自分の取ったアクションとその印象から伺える点については各々に任せるので酒の肴程度に読み進めて頂きたく存じます。 市場価値とスキルシート 筆者は「ソフトウェアエンジニア」であるため、経歴書以外にもスキルシートというよりエンジニアとして取り扱える範囲を説明する必要がある。これはゲームで

          転職体験と大量の愚痴

          「『空気』の研究」読書感想

          人生にてことあるごとに、山本七平氏の書籍を読む選択を過ごしてきたわけで今回はこのNote企画に合わせて読み返した。 「臨在感的把握」のバッチリさ 作者の山本七平氏は主に戦後から1980年代までの執筆作業もとい啓蒙主義的というより自己啓発本も出版をすることさながら、日本人への多角的な見方を提供しつつも、当時を含め現代でも通用する客観的かつ論理的な宗教観の紹介を行っている。 そしてこの本では、日本人が主に抱える宗教観が「臨在感的把握」になる。題材として福沢諭吉の幼少期の話然り

          「『空気』の研究」読書感想

          「ターン」の読書感想と思い出

          本の概要と出会い 著:北村薫氏のタイムシリーズの「ターン」について。一番最初に読んだ小説は「そろそろ文庫本とか読んで欲しい」と言ってた母親を少しでも満足させようと図書室で見つけた本。表紙は見ずに背表紙の「ターン」の文字だけが気になったので開いてみた。 簡単なあらすじ 本書のあらすじを簡単にまとめると、銅版画家の29歳女性の真希が衝突事故を経て、1日がループし続ける世界に突入。植物等はあるが、人はおろか動物が見当たらない空虚な世界。最初は色々工夫してたが、どうしようもなく

          「ターン」の読書感想と思い出

          ギリ料理ではない「シリコンスチーマー」

          始めに「料理してる」とは よくずぼら飯または究極の簡単料理とかが紹介されるが、意外と味付けが凝っていたり調味料の入手が難しかったりと、簡単でずぼらかもしれないがある程度の知識量を有する。 または手順自体は簡単だったりするが、意外と時間を要する場合もある。 上記を全部並べるなら、やれ10分炒めるだ、やれバルサミコ酢だ、やれブイヨンブロックだ、やれみじん切りだ、やり塩で下ごしらえだと、いけしゃあしゃあと料理を勧めてくる。 狭い1Kのキッチンではまな板を敷くのだって一苦労するし、

          ギリ料理ではない「シリコンスチーマー」

          【素人言語学者の茶々】#1 胎動の代わり探し

          注釈:言語学者を気取ってるわけではありませんが、判り易く且つ似た属性が特に無いので、飽くまで素人範囲の知見と備忘録替わりの記事。お目汚しになり得るのですが、酒の肴として扱ってください。 「胎動」のニュアンス 物理的な意味として、胎内の赤ん坊が動き始めるという意味としても使われるが、同時に大きな組織や潮流の中で内部的な動きが表面的になるという意味も含まれる。今回スポットライトを当てるのは「内部的な動きが表面的になる」部分。 比喩表現ではないのだが、元の物理的な意味から自然発

          【素人言語学者の茶々】#1 胎動の代わり探し

          人生で好きな3曲、とかいう性格診断結果公開より恥ずかしい、紹介記事

          注釈:自己紹介がてら「ガチガチの構造主義」であるとは幾度と申し上げてきたがそれらが適用しづらいことなので、自分の熱意が普段より伝わらない可能性はあれど、抑えられぬ衝動は幾つかあるので拙い文章だが何卒見守って頂きたく存じます。 Chopin Mazurka Op.24 No.4 by Arthur Rubinstein出会った背景 ショパンのマズルカにて1~2を争う程の人気曲らしいことをつい最近知ったばかりだが、大学1年目の自由科目に値する授業で無口気味で冷厳なおじいちゃん

          人生で好きな3曲、とかいう性格診断結果公開より恥ずかしい、紹介記事

          【マンガ紹介 #9】僕の妻は感情がない【小ネタバレ】

          家事ロボットとの「恋愛」を考えつつも、きちんと夫婦として暮らす上で両者の考えをまとめていく夫婦ストーリー。 一話を読む場合には下記リンク 作品データ 巻数:7巻(連載中) 作者:杉浦次郎 (著) あらすじと1話 近未来、社会人3年目で集まった貯金で中古の家事ロボットのミーナを買った小杉タクマ。 「ただいま」「おかえりなさいませタクマさま」のやり取りが成立する。冷蔵庫内の食材から好きな食べ物リストから健康とランダムで料理する高級家電製品。 少し疲れていたのかほろ酔いを

          【マンガ紹介 #9】僕の妻は感情がない【小ネタバレ】

          配信者と視聴者間のコミュニティの狭さ 

          まず注釈として、私は「コミュニティに合わないなら静かに去る」ことを前提としてこの記事を執筆しており、私自身が「コミュニティに求めてる要素」を(自分基準で)深く吟味した上で維持しており且つ「自所属のコミュニティを(仮想+現実)含めて5回以上静かに離脱」を行っているので、以降に記載する内容は「直して欲しい」という願望は一切無い。 ただもし仮に同じような問題に直面した方に向けて(当事者や外部者含め)、自分なりの解釈をV界隈の天の川に放流することによって、誰かの人生の何かの足しに成れ

          配信者と視聴者間のコミュニティの狭さ 

          推し活の瞬きについて

          注釈:ほとんど自語りになり且つ絵も全然挟まないため、熱量が籠っていてもなんとか文字にまとめ上げただけの文章ですのでドッシリと構え過ぎず、誰かの肴程度の文章になることを付記した上で、左記内容を御了承頂けた方のみ読み進んで頂きたく存じます。 イベントの心構え 俗に言う推し活を始めて4年、推し活を経てイベントを参加し始めて早2年。自分が飽食的に摂取してきたエンターテイメントからエンゲージメントへと変わったのは「参加したい」という純粋な気持ちをより分解した結果、遺せる物が多いと感

          推し活の瞬きについて

          【マンガ紹介 #8】戦奏教室【微ネタバレ】

          楽師になりたい、演奏以外世の中がクソだから。自身が枝憑きだからではなく戦争を逃れるために。 作品データ 巻数:6巻(連載中) 作者:空もずく (著)、十森ひごろ (著) あらすじと1話 戦争跡の体が跋扈する中、世の中はクソと確信する。 「リュカ!前線の兵が号令を待ってるんだ。ラッパ手がボサっとするな!」と叱咤された後に強く握っていた簡易ラッパを掲げて吹く。「トーン」そして連なる不揃いの行軍に対して演奏する。演奏以外全てクソ。 リュカが所属する傭兵団が戦利品漁りをしなが

          【マンガ紹介 #8】戦奏教室【微ネタバレ】