見出し画像

自分ではどうにもならないストレスを感じるとき

「ストレスある?」

以前、運び込まれたER(救急外来)でドクターに聞かれる(in the U.S.A.)。

「?いえ、特には?」
「あ~・・・いちばん厄介なタイプか。ストレスをストレスと感じないのね」

ストレスを感じない人間

「こんなポジティブな人間見たことない」と言われることがある私だけど、母は否定的な言葉や、悲観的な考えをすることが多い。

ややウンザリして違う見方を示したことがあったけど「そんな風にとっさにポジティブに考えられるのは生まれつきよ」と一蹴されてしまったことがある。

自分がポジティブかどうか考えたこともなかった(まだアメリカにいた)頃、日本の米軍基地にいる友人とメールをしていると、「グチなんて珍しいね」と返信があって「え?わたしってグチを言わないの?」と自分に驚いたりした。

下向きな性格かと聞かれたら、上向きな性格。

下を向くなら、前を向く。
グチる前に、解決する方法を考えるか行動する。
大抵のことは良いようにとらえるし考える。

とはいえ、下を向いたまま顔を上げることができない時期もあったし、これからもあるかもしれない。

人間だもの。

ストレスをストレスと感じられない

それはいいことのように聞こえるかもしれないけれど、ヤバいときもある。

冒頭の医師との会話の続き。

「本当にストレスなんてないんです」

「ストレスをストレスとして感じていないだけだよ。だからこうやって体に症状が出ている。それまで気づけないタイプね」

・・・そんなの、やっかいと言うより危険じゃないか。知らない間に重篤な病にでもかかったらどうするんだ。

というか、下を向いていた時期の極端に強烈な最強ストレスを受けた(だろう)ときは実際に病んだもんね。

そうはいっても、性分なんてそう簡単に変わらない。

「やりたくないことも、自分で選択したことならやりたいことだ」と考える、こんな性格はもう変わらないし、変えようとも思わない。

でも、年齢を重ねたせいなのか、日本での生活のせいなのかはわからないけれど、ストレスを自覚できるようになってきた。

「これがストレスか」と感じるようになったというか、ものすごくガマンをしている自分が自覚できる。

ふだんストレスを感じない人間がストレスを自覚するんだから、これってかなり強烈なストレスだよね。

最近は、歯茎が痛くなったり、左の瞼の痙攣したり、こういう症状があるときはストレスが溜まっているんだなと自覚できるようになったけども。

自分ではどうにもならないものにストレスを感じるときは

自分の気分が良くなる方へ、自分で自分を導けばいい(ここでもポジティブw)。

・自分にできることだけに目を向ける

・達成したい目標を設定し毎日少しずつでもそれに時間を費やす

・今の自分の状況で利点と考えられることに目をとどめる

・問題の当事者じゃない人に話さない(グチに聞こえて双方にいいことなし)

ただ最後の項目は、"理解者がいるなら溜め込むより吐き出した方がいい"こともある。

理解者は理解者でも、建設的な話ーストレス解消じゃなく解決する方向に向けていく話ーができず、グチにしかならないならストレスを増大させるから話さない方がいい。

ネガティブパワーは、巻き込む力がそれはそれはつえーんだもの。

そこに居心地の良さを感じる人もいるかもしれないけど、わたしはどうにも居心地が悪い。

解決する気のないただのグチだと、ストレスの増大になる。

そんなことよりどうにかしようと、頭と気持ちをシフトするのがいちばんのストレス解決策になる。

といっても、スパン!切り替えられず「うぅ~」となるときもある。
そういうときは、「おっと!イカンイカン」と切り替え直す。これを繰り返す。

いちばんどうにでもできるのは自分のこと。
ストレスを増やすのも自分だし、なくせるのも自分。

美しく澄んでいる状態でいるのが、一番心地よくて好き。
そうあるようにできるのも自分なんだよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?