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【21】【物語で読める】改めてリーマンショックをちゃんと知ろう

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
おかゆです。

昨日日経新聞を読んでいて、
こんな記事を目にしました。

リーマンショックから15年かあとか
これ大丈夫なのかなとか
色々思うところはあったんですが、
そもそもリーマンショックって
なんだったんだろう
って考えると
よくわかっていないんですよね。

なんとなく知っているキーワードは、
・リーマンブラザーズ
・サブプライムローン
ぐらい?あれ、サブプライムは関係ないのか?

こんな程度で恥ずかしいので、これを機会に改めて
リーマンショックについて知っておいて、
今後のリスクを想定しようと思います。

では早速いってみましょう!



1.リーマンショックとはなんだったのか


1-1.リーマンショックの意味

まずはここからですよね。
できるだけ正しく伝えられるように、
引用をしながら書いていきます。

リーマン・ショックは、
アメリカ合衆国で住宅市場の悪化による
サブプライム住宅ローン危機がきっかけとなり
投資銀行
リーマン・ブラザーズ・ホールディングス
2008年9月15日に経営破綻し、
そこから連鎖的に世界金融危機が発生した
事象である。
これは1929年に起きた世界恐慌以来の
世界的な大不況である。

Wikipediaより引用

ん~知っているキーワードは出てきているものの、
これだけだとなんか上っ面ですね。
もう少しだけ調べたい。

分かっていないのは
・住宅市場悪化の背景
・サブプライム住宅ローン危機とは何か
・そもそもサブプライムローンとは何か
・なぜリーマンブラザーズが影響を受けたのか
・なぜリーマンブラザーズの経営破綻が
 世界的な恐慌を招いたのか
こんなところですね。

1-2.時系列

色々調べた結果、時系列は下の流れです。

①アメリカの住宅市場が好景気になる
②ブッシュ大統領が国民全員に
 マイホームを持たせたいと言い出す
③本来ローンを組めない、信用力の低い方向けの
 サブプライムローンが拡大する
④サブプライムローンを証券化する企業が現れる
リーマンブラザーズなど)
⑤サブプライムローン関係の証券を
 買う投資家が大量発生
⑥アメリカの住宅市場が景気悪化
⑦滞納や支払い不可で家を差し押さえられる
 サブプライムローン利用者が増加
⑧サブプライムローン関連の証券が価値低下
⑨リーマンブラザーズが
 米国史上最大の負債を抱えて経営破綻
アメリカ自体の信用低下により、
 ドル安と全世界的に株価暴落


要はこんなことみたいなんですが…
私は書いているのである程度理解できたんですが、
読んでいる人は文字の羅列を読み流して
ちんぷんかんぷんですかね?

次の章では、物語調にして(初の試み)
かつ項目ごとの補足も加えて、
理解しやすくしてみようと思います。


2.【物語】リーマンショックが起こるまで


カリフォルニア州の
とあるアパートメントの一室で、
夫のデニーと妻のジョナサンが
ソファに腰かけて
ゆっくりとテレビを眺めていました。

「ねえデニー、私たちも結婚してもう5年経つわ。
 そろそろマイホームを考える時だと思うの。」

「ジョナ…そうだな。
 ただ俺の稼ぎじゃローンなんて組めやしない。
 すまない…」

リビングに沈黙が下りたその時、
流していたテレビからあるCMが。

『マイホームが欲しいけどローンが組めないと
 悩んでいるそこのアナタ!
 サブプライムローンならオールクリア!
 夢のマイホームを現実にしてみませんか?
 資料請求は…』

「「これだ(よ)!!」」


デニーとジョナサンは、早速その週末に不動産屋の
窓口を訪れました。

「お客様。現在国内の不動産は
 価値が上がり続けております。
 サブプライムローンは
 一定期間を過ぎると金利が上がりますが、
 万が一支払いができなかった場合でも、
 ご購入時よりも価値の上がったマイホームを
 担保にできるので、安心ですよ。」

「ふむふむ、なるほど…これはいいな。
 この間のニュースでも不動産の価値が
 上がっていると言っていたし…
 ジョナ、どう思う?」

「良いじゃない、買いましょうよ!
 このお腹の子のためにも…」

結局デニー夫妻は
サブプライムローンを利用することを決め、
本来であれば購入することのできなかった、
憧れの大きなマイホームに住み始めます。

「おはよう、ガストさん!今日もいい天気だね!」

「おはよう、デニー。
 そうだな、お宅の芝生も奇麗なもんだ。」

住み始めた家では隣人との関係も良好で、
とても幸せな生活を送っていました。


一方その頃ニューヨークでは、
サブプライムローンに関する
画期的なアイディアが生まれていました。

「なあリーマン。」

「どうした、ラーメン。」

「サブプライムローンが
 最近どんどん広がってるよな。」

「そうだな。」

「なんとかしてこれに乗じて
 儲ける手段はないものかと思ってな。」

「難しいな。俺たちはローンの元になるだけだ。
 利息以上に儲けは出ないだろ。」

「そうだよなー。あーあ、レーメンのとこみたいに
 株価上がんねえかな。」

「ん?株?…」

「どうした、リーマン?」

「…」

「おい、リーマン!」

「そうか!株だ!」

「うわあ!なんだよ急にでけえ声出しやがって!」

「ラーメン、全員集めろ。
 わが社はローンそのものを証券化する。」

「何言って…そうか、なるほど。
 リーマン、こりゃお手柄だ!!
 すぐみんな呼んでくるぜ!!」


こうして、リーマンブラザーズやその他企業が、
サブプライムローンを証券化しました。

この証券はマイホーム需要の高まりや
そこから来る不動産価格のさらなる上昇もあり、
世界中の投資家がこぞって買い求めました。


(前編終わり)



思ったより長くなったので、
今日はここまでにします。
後編はまた明日!


ではまた!

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