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ビクビクしながら構えているけど発作は起きない。~トラウマからの脱却~

またすぐに調子を崩して発作が起きるのではないか、とビクビクした日を送っている。

調子の悪いときは、
「今日は暑いなぁ」
と思っただけで、その負荷で息苦しくなり、発作が起きていた。

だから用心深くなってしまうのも仕方ない。

発作のない一日が終わると、
「今日は無事だった」
とホッとする。

それが最近では、
「発作のない一週間だった」
と週単位になってきた。

そんな一日一日を積み重ねて
「一ヵ月無事だった」
気づけば
「二ヵ月無事だった」
と最長記録を更新している。

そのうち、発作のことなど忘れるようになってきた。

頭の中も心の中も、シーーーーーンとしていて、まるで池に映った月のように、暗闇の中に水面の月だけが光っている感じだ。

心の奥底で構えて、戦闘モードになっている感覚が少しずつ小さくなっていくのがわかる。

あんなに全細胞が震えていたのに。
あんなに呼吸が苦しかったのに。
ずっと不調のスイッチが入りっぱなしだったのに。

今はスイッチがわりと遠くになった。
「あ、発作が起こるかも?」
と予兆を感じた時は、身体をトントンすると(カウンセリングの先生に教えてもらった)、未然に防げたことが何回かあった。

そんな風に、どうにかこうにか生きている。

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