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カウンセラーの先生から。

約2年前。夫そっくりな人を見かけたときに、ガタガタと震え涙が出て、過呼吸になり発作が起きた。大きな発作の始まりだった。それをきっかけにカウンセリングに通うことになり、「なぜ夫はあれほど暴力に反対だと言っていたのに、父親と同じように妻に暴力をふるうようになったのか」が知りたくて勉強したくなり、カウンセラーの先生が開催している心理学の講座に通い始めました。

昨年末の大きな発作から退職願を出し、結局仕事を続けることにした、このしばらく後にその講座の日があり、先生に最近の一連のことを話す時間をもった。「それは大変だったんですね。今日は講座ではなく、ゆっくりお話しを聴く時間にしましょう。」と言ってくださり、「こんな状態だから、トラウマやDVのことを勉強したい。」と伝えてみた。

先生は「DVをする人は理由なくダメな人。自分の父からそれを見て、その手段しか学んでいない。腹が立ったらそうすれば(暴力)いいと学習してきた。遺伝もある。」と話された。

私のトラウマについては「トラウマの蓋が開くその子から離れること。分厚いかさぶたを強引に開けてしまっている状態だから、中から血がドバッと出る。そのかさぶたはそっとしておくしかない。」と言われ「仕事は辞めない方がいい。辞めないでいれる工夫は必要。辞めたらきっと自分を責めると思う。トラウマは時間で解決できることではない。考え方が変わって、気にならなくなる心の変化が大事。」と話された。

その後、犯罪率の高さを「遺伝あり・なし」「環境よい・悪い」の統計でどの順で高いかを文献の結果を聞いた。もう愕然としてしまった。遺伝の影響の大きさに愕然としたのだ。私の我が子のことを思って、DV家庭で育った子として確立が・・・?と愕然とした。みんながみんな犯罪を犯すわけではない、と先生のフォロー。

遺伝の話から始まり、私の人となりを客観的に見て「真面目で誠実さ120%、サービス精神で人に応えたいという思いが強く頑張りたいと思ういい人。」と言ってもらった。

そう言われて先ほどの文献の遺伝と環境を考えて、私の持っている力は「親がくれたものだなぁ」と遺伝の偉大さを感じた。

「トラウマなんかより、親がくれたものの方が大きいよ。」と先生。

自分自身が縮こまってトラウマが私の周りを覆いかぶさっていて、そんな私が中から「中で育っているものの方がはるかに大きい。そして強い。」と思えてきて、中からトラウマの殻を割るイメージが湧いた。

この先また発作が起こるかもしれない。またトラウマでどっぷりになるかもしれない。またゼロになるかもしれない。

でも今までと違うことは、私のことを分かってくれていて「助けて」と言える人がそばにいる。親がくれた遺伝が私の中でマグマのように力強く存在している。

それを知ったことかな。

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