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サウナ初心者🔰帯広サウナ旅

2023年ひとり旅、第3弾は、北海道・帯広にある、日本のサウナ界では、有名な「北海道ホテル」への1泊2日の旅について書きたいと思います。

今回も、木下斉さんの自主勉強会「狂犬ツアー@帯広・北海道ホテル」を北海道ホテルの林克彦さんとの対談で開催されるとあって、参加してきました。
前回の岩手県盛岡市の「ホテルマザリウム」で少しずつサウナの良さを感じつつも、まだ水風呂には入れずにいましたが、北海道ホテルのサウナで初めて水風呂に入れて「ととのう」を体験できたので、そのことについてもレポートしたいと思います。
また、今回は、狂犬ツアーの前に、「しんむら牧場」さんでBBQをいただき、できたばかりの宿泊棟にも見学させていただいたいことについてもレポートしたいと思います。


1.しんむら牧場

今回、狂犬ツアーの前に、一緒に参加する仲間からお誘いをいただき、ミルクサウナで有名な【しんむら牧場】 に行ってきました。
今回は、サウナではなくBBQをいただきに「しんむら牧場」さんへお邪魔しました。

牧場でBBQというと、イメージするのはこんな感じ。

実際にいったら、、

テラス貸し切りのBBQ
広大な牧場の中に、かっこいい建物が!
中に入ると、、ラグジュアリーなテラス席が。
暖炉にリクライニングチェアまで。

全く、イメージとは違った佇まいに、テンションも上がります。

しかも、しんむら牧場社長・新村さん自ら焼いてくれます。

社長自ら焼いてくれます。本格的なグリルコンロもビックサイズ✨
ぷりっぷりっのソーセージに、手塩をかけて育てられた豚肉ソテーとハンバーグ。
しぼりたての新鮮な牛乳もいただきました。
そして、デザートはソフトクリームに、しんむら牧場特製のミルクジャムをかけて。
この景色を眺めながらのランチは最高でした。
時間が過ぎていくことを忘れてしまう。

新村社長とは、初対面でしたが、酪農業を勝手に農業と一緒にしては僭越ながら、一次産業だけではなく、ここまで、三次産業を手掛けている生産者に会える機会はなかなかないので、とても刺激をいただきました。

食事のあと、サウナ室も見学させていただきました!
外気浴用のデッキからはこの絶景。新村さんの牧場が目の前に広がります。黒いコンテナがオープン間近の宿泊棟。
宿泊棟も見学。外見はコンテナですが、断熱材がばっちり入っていて暖かく、内装は高級ホテル並みのこだわり。床に轢かれているカーペットがふかふか。
牧場の牛たちはほとんどが放し飼い。社長いわく、美味しい牛乳も、お肉も土から育てることが大事だと話してくれました。
きちんとデータをとっていい土づくりをしているのだそう。
しんむら牧場さんのミルクジャム。
めちゃくちゃ美味しかったスコーン
行けてよかった。
しんむら牧場さんの前の一本道。


2.サウナ最前線@北海道ホテル

今回の狂犬ツアーは、まず、北海道ホテルの林社長からサウナについての講義を受ける。実際にサウナに入ってから、木下斉さんと林社長でサウナ事業のポイントと、ホテルマネージメントについての講義でした。

林社長から水風呂の最適な温度は、16〜17℃と。
温度が低く過ぎる水風呂は、冷たさが痛みに変わり、ドーパミンという快楽物質が出て、サウナ依存症になるため、オススメできないとのこと。

また、サウナの聖地フィンランドのサウナ観光のメインシーズンは、11月〜4月。メインシーズンには、世界中からサウナを目的に訪れる。
顧客は20〜40代の女性がメイン。ツアーの目的は【オーロラ・デザイン・食事・サウナ】だそう。
十勝のメインシーズンは、5〜10月で真逆。
オフシーズンの顧客確保として「サウナ」に着目した。

木下斉さんと林社長によるディスカッション

〜サウナまちづくりの最前線〜
サウナの火付け役、「サウナシュラン」「ととのう」を若い人を中心にサウナブームが起きている。特に20代の市場がHOT。関心度が高まっており、都内はサウナに並ぶほど。サウナメディアも増加し続けている。
その中で、サウナ事業を今一度振り返り。

【サウナ事業のポイント】
✅サウナ専業施設
[メリット]サウナに特化したサービスが提供できる。開業コストが安い。
[デメリット]限定された顧客層と市場動向を受けやすい。

✅温浴施設+サウナ
[メリット]幅広い顧客層を惹きつけ複数の利益の収益源で安定経営が可能。
[デメリット]設立・運営コストが高い。サウナ品質が低くなる可能性あり。オペレーションが複雑にらなる。

✅宿泊施設+サウナ
[メリット]宿泊施設の付加価値が、向上し、滞在時間の延長、リピート利用が期待できる。
[デメリット]サウナ施設の設置、維持コストがかかる。サウナ運営に関する専門知識が必要。サウナ利用者が限定される。

サウナビジネスは単独では限界があり、集積間競争を勝ち抜く必要がある。北海道ホテルにサウナ付き部屋を作り、また、複数の周辺ホテルにもサウナ改善を指導。ミルクサウナ、アヴァントなど特徴的なものも登場、十勝サウナ協議会の発足で集積としてのサウナツーリズムを推進。サウナパスポートなどの共同チケット事業も実行し、十勝エリア全体でサウナビジネスを盛り上げている。


お話しを聞いていた中で、既存の温泉施設が良い+サウナ施設は強いなぁと思いました。
今回、初めて伺った北海道ホテルさんのモール温泉は、本当に肌がすべすべになってまた入りたくなる温泉。

モール温泉とは、太古に地中に埋もれた植物が、黒炭に変化する過程で生じるフミン酸やフルボ酸という肌をすべすべにする有機物が地下水に溶けだし、温泉となったものです。

北海道ホテルWBサイトより引用

そして、サウナ室。本場フィンランド式「ロウリュ」ができ、壁に施した十勝「白樺」の香りがより深いリラックしてサウナを楽しめます。北海道ホテルさんの水風呂も既存のものが、じつは良い水であることを活用。水風呂も初めて入れて、「サウナでととのう」を初めて体験できました。

今回、一泊の滞在中に、林社長から説明を受けて1回、寝る前と、朝起きてからと計3回もサウナを体験。サウナ三昧でした。

3.ホテルマネージメント@北海道ホテル

北海道ホテルの林社長は、各部屋に社長自ら宿泊して改善点を考え、客室タイプをリノベーションして多様化したり、宴会部門などの改善なども明確に行う。
ホテル運営を現場にも浸透させるには、
理解しやすい簡単なマネージメントが必要。だと林社長はホワイトボードマネージメントを導入。
ホワイトボードマネージメントには、
◇自分自身のセルフマネージメント
◇組織・チームマネージメント
それぞれのマネージメントを見える化。
両側面を見える化し、組織をマネージメントするだけでなく、従業員個々へもセルフマネージメントを促し、モチベーション・動機づけにより向上し、コミュニケーションにより維持される。
林社長は、スタッフとのコミュニケーションに動物診断を活用するなど特徴的な人事コミュニケーションを積極的に取り入れている。
スタッフがどんな性格の持ち主か【見える化】することで苦手な作業は担当を変えたり、コミュニケーションも性格に合わせて変更することで、自分もイライラすることが減り、円滑なコミュニケーションがとれるようになったそうです。

やりたいこと【主観】となすべきこと【ニーズ】が交わったところに【成果】が生まれる。

社長からのトップダウンで指示を出すのではなく、社長も社員も同じ目的地に向かって山を登って行くイメージ。
北海道ホテルでは、社長就任1年経過後の2018年にマネジメント戦略室を構築。各部署で起こる問題をスピーディーに解決するため、戦略構築とプロジェクト運営担当者とチームの育成に取り組んでいる。

北海道ホテルは、サウナだけでなく、客室タイプのリノベーション、そして、レストラン事業も大きく変更。
レストラン事業も、今までは、献立は料理人(シェフ)に任せていたが、今は外部調査を入れたり、料理人とスタッフで視察にいったり、生産者も巻き込んで、「新しい料理」を提案していく創造へ力を入れている。

常に新しい市場創造。そのうえで中心的な役割を果たす北海道ホテルが向上モデルを実現している。一人勝ちではなく、仲間で勝つ、市場が広がれば基点となる施設となっている。
そうして、エリア全体の価値も向上していく。

北海道ホテルの朝食についても、レストランで十勝産・道産の食材を取り入れた、【和食・洋食・スープカレー】の3つの中から選べる朝食メニュー。
オーダー頂いてからシェフが仕上げて用意してくれます。

翌日の朝食は、スープカレーを選択。

「サウナ」はあくまできっかけづくりであり、「また来たい」と思えるコンテンツづくりと品質が高さが大事だと思いました。
また、その品質を維持していくためにも、ホテル・施設運営のマネージメントは必須で、特に限られたスタッフが気持ちよくかつ、ホテル経営を盤石にしていく仕組みづくりを常に考えているのだと思いました。

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狂犬ツアーの後は、帯広のイタリアンのお店へ移動。ワインと十勝の食材をいただける「CARDINAL」さんへ。
少し帯広の街も散策しました。

https://cardinaltokachi.jp/

お邪魔な店構え。
ビシソワーズのスープにカニの身がたっぷり。
シュー生地のお料理中身は忘れたけれど、すごく美味しかったのは覚えている。
北海道のお野菜をたっぷり使った一皿。
十勝の屋台街。

帯広には、まだまだ美味しいお店が沢山あるのだそう。
北海道ホテルに2〜3泊して、十勝周辺をゆっくり楽しむのも良さそうです。


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4.番外編 飛行機が飛ばない💦

翌朝、帰路に向かおうと思ったら、航空会社のお知らせで「視界不良の為、飛行機が羽田から帯広空港に着陸できない恐れがある」と連絡が。

一面真っ白。
まったく見えない。

とりあえず、早めに帯広空港に向かい様子を見るが結局、帯広空港に着陸できず、羽田空港へ引き返したとインフォメーションがある。
「そのまま残って次の便を待つ」か「便数の多い千歳空港へ向かうか」の2択の中、後者を選択する。
高速バスを乗り継いで、千歳空港に着いたのは、夕方近く。
そして、千歳空港も延滞し、結局、千歳空港から羽田空港に帰ってきたのは、22:00すぎ。
伊豆への終電はとっくに間に合わず、横浜の叔母の自宅に泊まらせてもらうことに。
3月といえど、まだまだ雪が残る北海道に行く時には、もう一泊泊まっていくぐらいの余裕を持ったスケジュールが大事だと学びました。そして、航空会社選びも重要。
色々と学びがあった十勝ひとり旅でした!

北海道ホテルの温泉+サウナにはまた行きたい♨️

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