浅田恵子@静岡伊豆

『滝尻わさび園』の浅田恵子と申します。 静岡県伊豆市で生わさびの栽培農家の嫁をやってい…

浅田恵子@静岡伊豆

『滝尻わさび園』の浅田恵子と申します。 静岡県伊豆市で生わさびの栽培農家の嫁をやっています。嫁に来て8年目。まだまだ新米ながら、伊豆での暮らしについて、またわさびについて、書いていきたいと思います。お時間ある時に読んでください。理想は「丁寧に暮らす」こと。

マガジン

  • 学びの旅

    わさび農家の嫁でありながら、地方のあちらこちらに出かけるのが好き。地域の取り組みを学び、農家の未来を考える旅を綴っています。

  • 本から学び

    本を読み始めたのは大人になってから。読書家ではありませんが、自分の心の中に残った本を紹介しています。

  • わさび農家のお話

    静岡県伊豆半島にあるわさび農家に嫁ぎ、なぜ農家に嫁いだのか、またわさびについて発信している記事を紹介しています。

  • 子商塾に挑戦奮闘記

    全国各地でまちづくりに取組む木の下斉さんが立ち上げた有料ラボ・LDL(locally driven labs)に集う仲間たちが、それぞれプロジェクトを立ち上げて活動を展開しています。 その1つのプロジェクト「子商塾」に私も2022年から参加し、自ら立ち上げて地元での取り組みをレポートした記事。

最近の記事

意外と生かせる資源は足元にある?!

私が暮らす、天城連山に囲まれた伊豆市は、総面積のうち、森林面積は 30,005ha(民有林 22,002ha、国有林 8,003ha)と、総面積の約 80%を占めています。 毎日、山を見ながら生活していますが、子どもも大人も、意外にも山登りに行ったり、ノコギリを使って木を切ったりする機会がなかなかありません。 我が家のわさび田にも、周りは木々に囲まれており、主人のお父さんが若い頃は、地域の出役で、植林をしたり、下刈りに出かけたりしたそうです。しかしながら、主人の世代になると

    • 今も昔も「分度」と「推譲」が大事!

      ジブン株式会社を設立します!とnoteに投稿してからあっという間に1ヶ月が経ちました。 書いたものの、経営をどうしていくのかと考えると数字が苦手という理由から逃げたくなります。 しかしながら、先日木下斉さんのvoicyで二宮尊徳の報徳手法について触れていたので、再度、「報徳記(上)(下)」を読み返してみると、今も昔も人や町の衰退していく過程、陥る原因は似ていることに気づき、そして、まさに自分の現状にも当てはまることだったので、ここに書き留めたいと思います。 1.「分度」と「

      • 千年続く日本の信仰聖地で何を学ぶか。〜第3章〜

        和歌山県高野山で2泊3日、自分自身を見つめる旅。第1章では、高野山で宿坊の固定概念を変え、ハイコンテクストな体験を次々と生み出して潜在する価値を引き出している恵光院さんについて紹介し、第2章では、1,200年続く奥之院での月命日の21日に執り行われている「ご縁日法要」と「生身供(しょうじんく)」の儀式について、そして老舗ごまとうふのお店を紹介させていただきました。 第3章では、真言宗の総本山「金剛峯寺」と高野山に現存する貴重な仏像・仏画を間近で見ることができる「高野山霊宝館」

        • 千年以上続く日本の信仰聖地で何を学ぶか。〜第2章〜

          木下斉さんが主催する「狂犬ツアー@高野山」2日目。2月21日。 21日は、弘法大師空海が、835(承和2)年 3月21日に御廟に入定した日(永遠の瞑想)に入った日。であり、ここではいまも弘法大師空海が生き続けると信仰されいます。毎月21日は「お大師さまの日(御縁日)」とされ、9:30〜は奥之院で法要が執り行われています。 この第2章では、朝の法要から護摩祈祷、朝食と、奥之院でのご縁日法要と生身供、そして、昼食をいただいたごまとうふの老舗「角濱ごまとうふ総本舗」さんへ伺ったレ

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        • 学びの旅
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        記事

          千年以上続く日本の信仰聖地で何を学ぶか。〜第1章〜

          2024年2月20〜22日の2泊3日で、和歌山県高野山に行ってきました。 今回の目的は、木下斉さんが開催する狂犬ツアー@高野山プレミアに参加するため。 noteの記事にも書きましたが、昨年の8月に家族で高野山へ旅行に行き、恵光院さんに宿泊しましたが、木下さんのフィルターを通した「高野山」をリアルタイムで見たかったこと。 そして恵光院の近藤悦秀住職のお話は、普通に宿坊に宿泊しただけでは、なかなかゆっくり聞けません。恵光院さんは54代も続く、由緒あるお寺。また、恵光院さんがこれま

          千年以上続く日本の信仰聖地で何を学ぶか。〜第1章〜

          大阪南海なんば駅の歩行空間化の現場に行ってきました。

          おはようございます。 今日から高野山へ向かいますが、昨日は大阪入りし、大阪南海なんば駅周辺が変わりつつある現場へお邪魔させていただきました! 難波駅前の歩行空間化の話しが持ち上がったのは 2008年。はじめは、地元の商店街からの要望があり、民意発意でプロジェクトがスタート。実に15年もの時間がかかって、今に至ります。 今回、プロジェクトを進めているハートビートプランの泉さんとスタッフさんのまち案内に同行させていただきました。 まちづくりの開発には民意と公がビジョンを共有し、

          大阪南海なんば駅の歩行空間化の現場に行ってきました。

          夏休み、家族旅行で高野山に行ってきた。〜宿坊体験乃すゝめ〜

          いよいよ来週、2泊3日の狂犬ツアープレミア修行@高野山が開催されます。 普段の狂犬ツアーは1日もしくは、プレミアでも1泊2日ですが、今回は2泊3日。 テーマでも挙げられるいる通り、自分と地域の未来を展望する2泊3日にしたい。 ツアーに参加する前に、昨年の8月に家族旅行で一度高野山を訪れて、宿坊体験をしてきたので、振り返りたいと思います。 昨年の家族旅行を「宿坊体験」に決め手は木下斉さんのVoicyを聞いて。 以前から気になっていたので、放送を聴いてすぐに予約しました。 子

          夏休み、家族旅行で高野山に行ってきた。〜宿坊体験乃すゝめ〜

          43歳、人生後半戦をどう生きるかを考える。

          昨年末から木下斉さんが「#ジブン株式会社」をハッシュタグにして、音声プラットフォーム「voicy」で、自分が得た学びや自分がやりたいことを事業として考え発信し、「自分自身」を会社に見立てて、どうこれからを生きていくか=経営していくか。を問いかけています。 私自身、40代に突入し、人生80年と考えると、折り返し地点を過ぎました。2024年がスタートし、この1ヶ月ほど、わさび農家の嫁としてだけでなく、「自分」をどうプロデュースしていくかを考えていたので、この木下さんの[ジブン株

          43歳、人生後半戦をどう生きるかを考える。

          夏休みには子どもと旅に出よう!

          2023年の目標に「旅に出よう」と決め、熊本から北海道までいくつか旅にいきました。 そして、2023年のもう一つの目標は「子どもと旅に出ること」を掲げていました。 家族旅行ではなく、子どもと1対1で、まだ行ったことのない土地へ出かけること。 我が家には、小5と小2の息子がおります。 自然を愛し優しい兄と、鮫や魚が大好きマイペースな弟。引っ込み思案な兄と、初対面でも堂々と話をする弟。 それぞれ好きなものも少しずつ違い、家族旅行に出かけても、興味を持つものが異なるため、しばし喧

          夏休みには子どもと旅に出よう!

          【LDLバディ対談】理学療法士経営者が考えるまちづくりとは。〜フィリピンとの架け橋をつくる〜(田町淳さん)

          木下斉さんが所長を務めるLocalDrivenLab(LDL)のメンバーと定期的にバディを組んで対談し発信する取り組みの中で、今回、岐阜県高山市でリハビリディサービスを経営する田町淳さんと対談を行いました。 1.田町淳さんの経歴 田町さんは、大学で体育学修士を取得し、ベンチャー企業社長秘書を経験し、専門商社へ転職。 39歳で理学療法士を目指し、平成27年にリハビリディサービスひまわり高山店を開業。現在はリハビリディサービス・訪問看護ステーション・スポーツジム

          【LDLバディ対談】理学療法士経営者が考えるまちづくりとは。〜フィリピンとの架け橋をつくる〜(田町淳さん)

          重要なのは、アイディアだけではなく、実現化するのに必要なプロセスを設定しやりきる力。〜やってみて気づくこと〜

          1月24日の木下斉さんのvoicyでの話を聞きながら、ふと、最近、私の中での気づきがあったので、書き留めておきます。 木下斉さんの話の内容は、何かを変えたい。と実現する時には必ず反対(抵抗)する力が生じる。その反対勢力に対して、どのように乗り越えるか、振り切るには、プロセスを設計し、ゴールに辿り着く社会実証できることが重要になってくる。 と話されていました。 この話しを聞きながら、少し捉え方が異なるかもしれませんが、気づきくことがありました。 1.地元で「子どもたちが集

          重要なのは、アイディアだけではなく、実現化するのに必要なプロセスを設定しやりきる力。〜やってみて気づくこと〜

          旬を先取り!花わさびの楽しみ方をご紹介します。

          私は、静岡県伊豆市湯ヶ島にあります「滝尻わさび園」でわさび農家の嫁をしております。 普段は、わさび漬けなどの加工品製造や広報を担当しているので、わさび田へ行く機会は、ほとんどありません。ただ、花わさびの時期だけ、わさび田に入ります。 「.花わさび」は、寒さが厳しい冬から春にかけて、わさびは子孫を残そうと小さな可憐な白い花を咲かせます。春先になると、わさび田は一面花盛りになります。(花芽がつかない品種もあります) 花わさびの旬は3月上旬〜4月下旬と言われておりますが、私が住

          旬を先取り!花わさびの楽しみ方をご紹介します。

          個人事業主農家が生き残る【地域に眠るハイコンテクストを味方につける】

          昨年の12月。奈良で「奈良にいい会社をつくろうサミット2023」といいうイベントが開催され、木下斉さんが基調講演をすると聞き、日帰りでイベントに参加してきました。 その講演の中で、中川政七商店の中川社長と木下斉さんが話しをしていたことがとても心に響いたので、ここに書き留めておきたいと思います。 はじめに。 中川政七商店さんのお店には、2年ほど前に福岡にあるショップに出会ったのがはじめて。 シンプルかつセンスの良い食器や日用品、衣服が並ぶ。丁寧に暮らしをしたいユーザーに響く、

          個人事業主農家が生き残る【地域に眠るハイコンテクストを味方につける】

          チャンスがあれば行動しよう。

          こんにちは。 私は静岡県伊豆市湯ヶ島にあるわさび農家の嫁をしている浅田恵子です。 2024年の元旦に起きた能登半島地震。まさかの光景に言葉もなくなりました。 ただ、全国各地で地震や台風などによる被害が発生し、明日は我が身と思うと、今思うことは【今を全力に生きる】こと。チャンスが巡ってきたら、まず挑戦してみる(行動する)ことだと思います。 ちょうど、昨年の7月に、木下斉さんからお声かけをいただき石川県七尾市にある「一本杉川嶋」さんに行く機会をいただきました。 今回は、その時の思

          チャンスがあれば行動しよう。

          伊豆のわさびを世界に発信する〜持続可能な農業の在り方を考える〜

          静岡県伊豆市湯ヶ島で生わさびの栽培農家の嫁をしている滝尻わさび園の浅田恵子と申します。 2024年の新たな年。2023年、わさび農家の嫁として、取り組んできたことをここで振り返りたいと思います。 昨年一年、私の目標は「天城のわさびを世界に発信する〜持続可能な故郷を守ること〜」でした。 これは、2020年にドリームマップ®︎で掲げていた、2023年までに叶えたい目標でもありました。 とはいえ、「世界に発信する」と言っても、知名度もお金もない。英語もできない。コミュニケーショ

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          佐渡ヶ島2泊3日の旅〜日本人に欠けているリーダーシップとは〜

          6月15日〜17日の2泊3日で、新潟県佐渡ヶ島へ行ってきました。佐渡ヶ島は、新潟県の西側にある面積854.76 km²で沖縄県の次に大きい島で、人口は52,135人。 今回は、社会派ブロガーのちきりんさんと、まちづくりビジネス投資家の木下斉さんが募集する視聴者とめぐる旅に投稿して、なんと当選。 どこへ行くのかも、シークレット。試されたのは、【リーダーシップ】でした。 今回の目的地は、「佐渡島」。佐渡島の佐渡金銀山が世界遺産の候補に挙がっているので、世界遺産に認定される前に

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