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儚く消え去る



今週の一枚と言いながら何枚も上げる昼下がり。


この花はツツジだが、ツツジの花言葉は「節度」「慎み」「努力」だそうだ。

花言葉を調べるようになって初めて知ったのは、花の色によって花言葉が違うということだ。


それにしても、花言葉はどうやって決めてるんだろうね。


花言葉を作る意味はあるのかな?


紫のツツジの花言葉は「美しい人」

美しいには、いろんな美しさがあるとは思うけど、俺の思う美しい人はやはり心が気高い人かな。

今はルッキズム全盛の時代だとは思うけど、やはり見た目だけの美しさに頼りすぎるのは危ういと思う。


なぜなら、見た目の美しさは必ず崩れ去る美しさだからだ。


なので、そこに頼り過ぎる人生は日々の努力が一気に無駄になってしまう可能性と表裏一体だと思う。

そう考えると人間の人生において、一番失いにくい美しさって何なんだろう?

それは、見聞を広めるとか人を思いやる心を作るとか、心の美しさではないかと思う。


心の美しさはずっと磨き続けることが出来る。


もし、心の磨き方が間違ってたとしても、その間違いが悲しみや反省となり結局は味わい深い心の美しさになるはずだ。

でも、その美しい心を知ってもらうには、やはりある程度の外見の良さも必要になるというジレンマ。

外見の美しさと心の美しさの両方を身につけることが出来れば一番良いのは間違いないが、外見の美しさは加齢と共に間違いなく失っていく。


そう考えると、花はやはり悲しいな。


外見の美しさだけを求められて、あっという間に枯れて消費されていく…


中身の美しさなんて知られることもない。


そうか、だから花言葉があるのか。


誰かが、心を知られず消え去るのみの花たちに心を与えるために花言葉を作ったのかも知れない。


花言葉とは、花の心を表す言葉。


「儚く消え去る花にも心はある」


そんなことを考えた、今週の一枚です。

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