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【栄養学的に】たんぱく質が多いという事を考えよう


たんぱく質の概要


まず簡単に解説していきますと、たんぱく質とは「分解されアミノ酸となり、筋肉や内臓、髪、爪などを構成し、ホルモン、酵素、免疫細胞を作ったり、体内で細胞の基本成分でDNAなどの基である」となります。
より簡単な言葉で言うと、食べたら色々なものに分解され、筋肉や臓器など身体を構成しているほぼすべての材料になったり、身体を動かす信号や司令塔になったりします。
栄養学上では「肉体などの構築」の部分がピックアップされ、
生化学上ではより「ホルモン、酵素、細胞」など生態的な働きの部分がピックアップされます。

上記したように、タンパク質を摂取するとアミノ酸に分解されます。
アミノ酸は大きく分けて2種類あり、
非必須アミノ酸・・・体内で合成できるアミノ酸
必須アミノ酸・・・合成出来ないアミノ酸
となり、字のごとく必須アミノ酸は(9種類の特別なアミノ酸)食物から摂取しなくてはなりません。

食材やプロテインには20種類のアミノ酸が配合されている場合がほとんどですが、摂取量や体の状態などにより、不足したり過剰になったりするアミノ酸も存在してきてしまう為、知識や分析、検査などが必要となります。

アミノ酸2


アミノ酸4

推奨摂取量はありますが、トレーニング愛好家やアスリートなどハードな活動を行う場合、ハードなミールプログラムも必要になりますし、授乳期や成長期の方などは多く摂取したり、腎臓などの持病次第では少なく摂取する必要があるという事です。

個々による摂取内容、摂取量

また、身体作り=鶏肉やプロテインのようなイメージがありますが、上の図のように植物などにも豊富に含まれている上に、鶏肉などだけではカバーしにくいアミノ酸も存在しますので、特定のアミノ酸だけ過不足が出ることもあります。

力士などは野菜や豆腐などがたっぷりのちゃんこで体を大きく強くしますが、ボディビルダーなどよりは肉や魚を摂取しません。

しかし、幕内力士の総筋肉量は110kgを超えていたりで、ボディビルダーをはるかに凌ぐことからも、肉、魚、プロテイン以外の食材の重要性が分かります。

筆者はちゃんこにプラスしてプロテインなど様々なサプリメントを摂取していましたが、結果として腎臓に負荷をかけてしまいましたので、目的や意味を伴わない高たんぱくの摂取には危険が伴うと思って下さい。

このように性別、年齢、身体の状態、サイズ、年齢、運動量や活動量、または行っているスポーツ種目、バックボーンなどによっても様々ですが、基本的には推奨量を知ると解りやすいかと思います。

それではこちらが、推奨摂取の目安となる日本人の食事摂取基準(2015年版)です

栄養必要量


ではここからが摂取量の具体的な説明となります。


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