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【悲観的な現状に未来はありますか?今、意識を変えて行動するしかありません!】

おはようございます!
あきた創生マネジメント代表の阿波野聖一です。

前回は、2月にインドネシアの大学で行った講義の様子と、気づきについて紹介しました。
【インドネシアでの講義を終えて〜純粋で学びに貪欲な学生に未来の希望を見た】

わたしは技能実習生と特定技能生の受入れを開始して以来、彼らから多くの事を学びました。そして、彼らを通して「多様性」「グローバル化」について考えるようになり、その延長線上に、秋田県の、そして日本の介護の未来を創造しています。

人材育成のビジョンマップ

その新しい介護の未来を創る一環として、今年から本格的に「海外インターンシップ事業」促進に力を注いでいますが、その土台づくりには多くの時間と尽力を費やしてきました。

海外インターンシップLP

今回は、そのインターンシップ事業の土台であるインドネアシアでの活動を通して見える、海外の送り先と日本の受け入れ側とのギャップについて書いてみたいと思います。


●インドネシアから第一期生の学生が日本を目指す!

インドネシアに現在2つの大学、送り出し機関と提携して生活費や学費に充当できるよう奨学金を出しています。

わたしは来日して介護について学ぶインターン生に、日本での滞在費用などを支援するため、毎月寄付をしています。

インドネシアの大学で学ぶ学生の中には、地方出身で経済的に厳しい状況にある者もいます。そのため、この財団を通して優秀で将来性のある若者が日本に行き、介護分野を学べるチャンスを提供するために、インドネシアを行き来しながら活動してきました。

奨学生との記念写真

その結果、この度、見事選抜された6人の学生が奨学金を受け、第一期生として来日することが決定。その活動が評価されて地元新聞に掲載されました。

活動が評価され地元紙に掲載

何度もインドネシアに足を運んで信頼関係を構築し、将来の介護従事者のタマゴたちを支援する。そして、インドネシアと日本の架け橋となって活躍する人材育成、さらには、人手不足で危機的状況にある日本の介護事業に、多様性グローバル化をもたらしてくれる人材採用を願って、日本の介護の未来を創造してきました。

●海外送り先の明るい未来

上述の財団では、奨学金を受けるインターン生を選出するために厳しい適正検査を行います。大学での成績はもちろん、健康問題も含めさまざまな点を考慮しながら、日本での就労に適する優秀な学生たちを選抜します。ですので、送り先側も、そして学生たちも本気度が違います。

送り先であるインドネシアは世界第4位の人口大国です。少子高齢化の進む日本とは対照的に、生産年齢人口(15〜64歳)が67.3%(『CIAワールドファクトブック』より)を占め、若い世代のパワーがあふれる国です。

出典:人口減少が進む日本を救う?人材供給国として注目が集まるインドネシア|グローバルマーケティングラボ

この若者のパワーは国力となり、世界を牽引する源となるでしょう。そのため、インドネシアをはじめ、同じく若者の労働人口が増加する東南アジア諸国の未来は明るいように感じます。

わたしは現地で財団の関係者や学生たちと接するたびに、日本へのあこがれと尊敬、そして、自国の若者の将来と自国発展への熱い想いを強く感じます。それは、かつて日本が東南アジアに抱く負のイメージとは異なり、経済発展の勢いを背景に、明るい未来が現実化しているからでしょう。

●受け入れ側(日本)の未来は?
ー『秋田県内の介護事業者-70%超が外国人受入れに消極的』に愕然!

秋田県社会福祉協議会が、県内の介護事業者を対象に外国人材の受入れに関するアンケートを実施しました。そして、その結果は・・・・・・
何と70%超の介護事業者が受入れの予定はないと回答をしたそうです。

地元紙にてアンケート内容を報道

その理由として、
・指導役となる職員の負担増への対応
・受け入れ費用、生活環境整備などの負担
・コミュニケーション
などに対する不安が挙げられていました。

外国人材の受入れに対して、未だ変わらぬこの状況に正直言って愕然としました!

日本において高齢化率がNo1の秋田県で、しかも全国的に介護の人材不足が深刻化する状況で、このような意識をもちつづけることに、介護業界の明るい未来があるのでしょうか?

経済発展で勢いに乗るインドネシアや東南アジアのパワーとは対照的に、ますます進む少子高齢化によって沈んでいく日本。いくら賃金を上げても人が集まらない業界が多い中、介護業界の人手不足は深刻です。このまま何もしないで、ただ暗い未来を見て進むのか?

●正しく見る・知る

わたしは介護における「多様性」「グローバル化」の必要性を発信しています。そして、秋田県の介護の人材不足に対して危機的な状況を変えるには、行政の力が絶対に必要です。

県が子どもたちの「グローバル化」を推進する、あるいは、会社員の海外経験のために多額の予算をつけることに矛盾を感じます。もっと労働人口の減少という直近の緊急課題に目を向けて、同時進行で改革を進めていくべきではないでしょうか。

外国人材を受け入れて、彼らと地域コミュニティーとの交流を図れば、子どもたちの国際感覚や多様性を養う一端となりませんか? また、外国人材と共に働くことで、海外経験をする前に国際感覚を身に付ける機会を得られるのではないでしょうか?

インドネシアの看護大学での授業を実施

わたしは外国人材の受け入れ側である自治体、事業主、そして地域住民のそれぞれが、少子高齢化の危機的な状況をもっと深刻に捉えて、意識を変えていく必要があると考えます。

移民、外国人労働者のネガティブな噂やイメージ、あるいは失敗ケースだけに目を向けるのではなく、本当に県・業界の発展を望むなら、成功事例を見てください。

まずは、外国人労働者を受入れている実際の現場を訪問してみてください。そして、質問してください。少しは不安や疑問が軽減するはずです。

ご興味のある秋田県の介護事業者のみなさんには、ぜひ弊所の現状を見て頂きたいです!

●現在多くの学生たちが、日本全国で就労体験できる介護事業所を探しています。

本気で外国人の人材育成と、介護業界の未来を考えてくださる介護事業所さまで、弊社の【海外インターンシップ事業】に、ご興味をもっていただけましたら、私のTwitterホームページからご連絡ください。

●海外視察プロジェクト

わたしと一緒に東南アジア(インドネシア・ベトナム)に視察に行きませんか?経済発展が著しい現地の状況を肌で感じて、そのパワーを実感してください!そして介護の未来に希望を見出してください!
ご興味のある方は、私のTwitterホームページからご連絡ください。

【人口減少社会において、介護経営をリデザインする】をパーパスに、あきた創生マネジメントでは、介護の人材育成と採用における経験を通して、業界全体の未来に貢献するため、人手不足に悩む事業所をサポートする事業を立ち上げしております。

インバウンド再開に伴い、コロナ禍で離職した従業員の復帰が進まず、未だ人手不足の問題を抱える観光や飲食業界などは多数あります。そのため外国人労働者の受け入れを検討される会社も多く、弊社にもお問い合わせを頂くようになりました。

今後は、外国人労働者の受け入れ準備から、複雑な就業手続き、また日本での生活サポートなど、これまでの弊社の取り組みを通して得たノウハウを、業種を問わず他社さまのために活かしたいと考えております。

ご関心のある事業者さまは、私のTwitter、リニューアルしたホームページなどにご連絡いただけると嬉しいです!









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