19.3.16 メンタルが弱いのは何故か
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よく「メンタルが弱い」「気持ちが出ていない」などを言われるスポーツ選手がいると思います。
本当にメンタルが弱いのが理由でスポーツの結果が出ないのでしょうか。
そもそもなぜメンタルが弱いのでしょうか?
メンタルが弱いと言われる原因のひとつに「成功体験の積み重ねが足りない」があります。
普段の練習やトレーニングで「ここまでならできる」範囲が明確にわかっていると、できる範囲に対して「できる」を繰り返し行っていくことで成功体験を獲得することができます。
それにより自信を持てるようになり、実践の場でも「これならできる」という思考になれば無駄なマイナス思考はしにくくなります。
では成功体験を繰り返し獲得するためには何が必要か。
これは「技術や体力など、その動作に必要な能力」がメインになってきます。
「メンタルが強いボクサー」がいたとして「野球の試合でプロの選手と同じプレーをしろ」と言われても無理なのは誰の目にも明らかですね。
これを踏まえて指導者は練習方法や量、頻度を考えなければならないと考えていますが、現状は恐らくそうではない。
ただ「キツいことをやったからメンタルが強くなる」「100本連続ノーエラーのノックを達成したからメンタルが強くなる」わけではないというところを理解しているかどうか。
100mを100本走っても野球の試合に繋がるメンタルは鍛えられないですし、100本連続ノーエラーのノックは「いつでもどんな打球でも捕れる技術がある」と自分でわかっていたら何も問題なくプレーできます。
何よりも必要なのは「どんなプレーにも対応できる技術や体力」です。
そこに不安があると、実践の場で自信が持てずにベストパフォーマンスが出せず「メンタルが弱い」と指導者に言われてしまうのです。
考え方を変えることももちろん必要ですが、まずはベースとなる技術、体力の向上を目指す方が簡単で確実だと思われます。
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