19.3.13 高校球児に足りていないのは練習以外全てである

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ある程度力を入れている野球部では朝練があり、授業後に練習があり、土日は練習試合、休みは一応週一だが授業がある。

テスト前でも練習している学校もあるだろうし、夏休みや冬休みもほとんどが練習や試合でつぶれていく。


この場合で唯一足りているのは「練習時間」だけだ。むしろ過剰である。

もし選手レベルに合わせたトレーニングや技術練習がきっちり組み込まれていたとすると、長時間練習はそもそもできない。

部員全員が同じ時間に同じメニューを消化させようとするのが無理なのである。

仮に3学年で60人が週6日の練習をやるのであれば、半分の30人ずつに分けて週3の練習でもよいのではないか。

おなじ3時間の練習だとしても、1人あたりの濃度は倍になるので週6の練習と同じかそれに近いボリュームを確保できるかもしれない。


残り4日は練習オフにして、勉強するとか遊びに行くとか自由にさせればよい。高校野球部は野球以外の社会勉強、経験を与えなさすぎる。バイトもすればよいと思う(校則で可能ならば)。そうすれば部費を自分で稼ぎ、道具の費用の足しになる。それでも余ったお金は自由に使える。


野球部という小さな世界が全てではないということを早めに知っておくのが良いだろう。先生や監督コーチ以外の年の離れた大人と話す機会を設けておくことは貴重な経験になるのではないだろうか。


99%の高校生が野球以外を仕事にするわけなので、そのためにも勉強をしっかりとしておくことは必要だし自分で稼ぐ力を身に着けるのもやっておいて損はないはずだ。


いろいろ経験したことが野球に繋がることもある。

もちろん繋がらないことも大いにあるが、ただがむしゃらにひたすら練習のみを繰り返すより有意義な3年間を過ごせるのではないかと考えている。


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