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最近読んだ本

ほぼ自分用記録。


ひとさらいの夏/冨士本由紀

「コンドル」が好きだった。多分私もあの状況だったら彼と一緒に行くと思う。たとえその先にどんな地獄が待っていたとしても。

エゴイスト/高山真

恋愛だけじゃない深い愛の話だった。がんじがらめになっていた彼が少しずつでも解き放たれますように。映画を早く見なくちゃ。

彼女は頭が悪いから/姫野カオルコ

上野千鶴子さんの東大入学式祝辞でも触れられていた本作。男子東大生の家柄の記述がとにかく多いのが印象的だった。これが”環境”か〜。でも愚かな彼らの思想を創り上げたのも環境という皮肉。

選んだ孤独はよい孤独/山内マリコ

「おれが逃がしてやる」も素晴らしかったけど、お気に入りは「あるカップルの別れの理由」。多分本当にここまで来ないと、いやここまで来ても何も気付かない男が世の中わんさかいるんだろうな。ざまあみろ。

愛に乱暴/吉田修一

映画化されるとのことで。人は変わらない。期待しても無駄。わかっちゃいるけど信じたくなってしまうのが人ってもん。そうしてまた過ちを繰り返すのだった。人間は愚かで汚くてちょっとだけ愛おしい。

黙って喋って/ヒコロヒー

ずっとほどほどの力加減でみぞおちを殴られ続けている感じ。トドメの一発は来ない。多分望んでも打ってくれない。みんなしゃんとしてくれよ。頼むよ。まじで。それにしても良いタイトル。


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