あっという間に10連休は終わり、仕事に行った。

10連休といえば連日子どもを遊びにつれてゆき、さらにはお互いの実家にも帰省したりしていた。
休みだったからと言って、心身ともに休まったのかというと、残念ながらそうとは言えない。

皆さんはどうだっただろうか。

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せっかくの休日なんだから、せっかくこれだけ時間があるのだから、普段できないことを効率よく詰め込もう、そして何かをして過ごさねばならないという刷り込みがあるんだろうと思う。普段なかなか行くことができない海外に行こう、実家に帰ろう、などなど...。

そういうアクティビティに皆が出かけてもらうことで収益を上げ、社会や経済が回っているという側面もある。

何も計画せずただぼーーっとするだなんて、1日終わってみてむなしくなるのではないか。
そう思ってしまうとどうも何か計画を立てたくなるものだ。

けれども。

やっぱり数日、いや、1日でもいいから、誰にも邪魔されない、一人っきりでなーーんにもしない日を作るということは必要なんじゃないか。

あっけなく10連休が終わってみてそう思ったのだった。

だって、「休み」なんだから。

いつもの土日では「ぼーーっと休む」ことができていないなら、連休でできるじゃないか。

なかなか、国の政策として「みなさん、ゴールデンウィークは1日でもぼーーっと休める何もしない日を作りましょう。」なんてことは言えないのかもしれない（もちろん医療従事者や、ライフライン関係のお仕事をされてる方など、ゴールデンウィークなんて関係なく働かれている人もいるわけだし。）けれど、

そんなことを首相が、政府が言ってくれたらいいのに。

国民全員が一気に休むことはできなくても、順番で何もしない1日を取ることができたらいいのに。できれば、6月あたりに祝日ができたらいいなあ。

そして休むことを非難したり、悪ととらえる風潮がなくなったらいいのになあ。
「しっかりと働けるように休みます」
「ちょっと体も心もしんどいので休みます」
そんなことを言いやすい世の中になってほしい。

経済がどうとかそんなことより、まずは人が人として地に足をつけて、安心して過ごしていくために、こんなことをふと考えてみたりした休み明け。