記事をシェア"緊張で皮膚からネギの臭い 「ストレス臭」"
共同通信社 10/4
資生堂は3日までに、人が緊張やストレスを感じた際に、皮膚から特徴的な臭いを持つ「ストレス臭」が発生することを発見したと発表した。ストレス臭は、ネギやタマネギの臭いに似ているという。資生堂は研究結果を応用し、ストレス臭を防ぐための関連商品の開発を急ぐ考え。
緊張によるストレス状態を再現するために、女性40人に対して、初対面の人が20分間インタビューを実施。その後、40人の皮膚から出るガスを採取して臭気判定士が嗅ぐ実験で、硫黄化合物のような特有の臭いがあることを確認した。
このガスの成分を機械で分析し、「ジメチルトリスルフィド」と「アリルメルカプタン」の二つの成分が臭いのもとと突き止めたという。資生堂はこの2成分を合わせて「STチオジメタン」と名付けた。 同時に、この臭い成分を包み込んで、感じさせにくくする技術を開発した。2019年春ごろにストレス臭を防ぐ関連用品などの商品化を目指す。
資生堂は1999年に加齢臭の原因となる成分「ノネナール」を発見。制汗剤の開発などにノウハウが生かされている。
加齢臭は、周りが気づくと不快なことがあるかもしれないが、
緊張してる人の近くに寄って、ん?なんかクサイ...と思ったことはない。
私の鼻が鈍いのだろうか。
緊張して変な汗をかいたら汗臭いかもしれないが。
それはそうと、私は仕事柄、いつも緊張をしている。
間違えては患者さんの安全に関わるからだ。
...ということは、私からもこのネギ臭が毎日してしまっているのだろうか。
周りに不快な思いをさせていなければ良いのだが...。
軽くショックである。
それにしても加齢臭は、加齢という抗えない老化現象により引き起こされるもので、それをどうにかしようと加齢臭をマスクする化粧品を使おうというのは分からなくもない。
老化現象は止められないため、若返りの薬でもあればその臭いは止められるのだろうが、そんなものは世の中に存在しないわけで、あくまで対症療法しかできないからだ。
しかし一方、
緊張して緊張臭がするかもしれないから、その臭いを化粧品でマスクしよう!
と果たしてなるのだろうか。
緊張なんて誰でもするものだし、
過度に緊張しないように物事の捉えた方を変えていった方がずっと建設的な気もする。
***
臭いといえば、私はむしろ合成的な香りの方が不快に感じる。
自然とはかけ離れた、作られた臭い。
あり得ない濃度の臭い。
元からあるものに無理やり付け足した臭い。
学生時代は、香水をつけて、自分が通ったところに香りを撒き散らすのがちょっとしたステータス?みたいなところがあって、
それに乗って、香水をつけていたこともあったが、
もう香水もつけることはない。
香りや臭いに対する感じ方や考え方も年齢を経て変わってきた。
とくに出産育児を経験してからは。
***
プルースト効果、という言葉がある。
ある香りや臭いを嗅ぐと、その時、場面や情景が当時のように鮮やかに蘇る現象のことらしい。→参照ページ
香りが人間の記憶に及ぼす影響は結構大きいということなのだろう。
このプルースト効果については、また後日書きたいと思っている内容があるので、詳しくはそちらに記すことにするが、
「緊張して放たれたネギ臭があの人のあの時を思い出させる。」
のか、
「緊張してたあの人がつけていた化粧品から放たれた合成的な香りが、あの人のあの時を思い出させる。」
のか。
どちらにせよ、強烈で嫌な思い出にならないことを願いたい。
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