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体癖(たいへき)


【体癖(たいへき)って、なに?】

体癖は、身体的特徴(顔つき、身体つき)や運動(反応や行動)の癖から、こころのあり方(感受性傾向)を10種類に分類し、その人の性格を説明する、性格分類のひとつです。

ひとことで言うと「身体つきで性格がわかる」ということです。

【体癖は、基本10種類】

身体や、その運動の特徴を掴めば、その人の性格がわかるんですね。さて、皆さんの周りに、例えばこんなひといらっしゃいませんか。

身長が高めで、細身、木の幹のように
真っ直ぐな、立ち姿のひと。
顔も身体も愛らしく丸みを帯びていて、
子供のような笑顔のひと。
胸を張りって肩が上がり、風を切って、
颯爽と前進していくひと。
筋肉質でがっしりしていて、目力があって、
全体的に力強いひと。
小柄で凝縮感があり野生動物のような
俊敏さと緊張感があるひと。

そんなひとたちは、いつもどんな動き方をして、声の大きさやトーンはどんなで、どんな話し方をしていて、場の存在感はどんな感じでしょうね。

そんなひとたちは、あなたにとって、距離感を快適に保ちやすいひとかも知れませんし、ちょっと苦手だなあと思っているひと、かもしれません。

ひとによって与える印象や受け取る印象って、ぜんぜん違うよねってこと、これまで、ちゃんと意識してきたでしょうか。

また、その違いを知ったうえで、じぶんの言動を選択してきたでしょうか。

【体癖を知ると楽になる】

わたしとあなたって、同じように顔があって手があって足があって、こうやって向かい合って、同じ言語でコミュニケーションしていても、やっぱりなんだか、どこかが違う。そんな違和感が、ずっと拭えない。

知ったつもりでいたのに、
まったくわかっていなかった。

知ってもらってるつもりでいたのに、
わかってもらえていなかった。

よくあることですね。

わたしのあたりまえが、あなたのあたりまえではない】と同様に、
あなたのあたりまえは、わたしのあたりまえではない】んですよ。

体癖を知るにつれ、わたしとあなたの違いが明確になっていきます。

すると、それまで、なぜこのひとには伝わらないんだろう?って、不安になったり、イライラしたり、自分を責めたり、相手を責めたり、考えれば考えるほどにくたびれちゃって、ほとほと疲れ果てた・・・

なんてことになる前に、

ほっと一息ついて、安心することができます

「ああ、このひとは、こういう体癖傾向のある(私とは違う)ひとなんだ」
「だから、わたしがおかしいわけでも、あなたがおかしいわけもないんだ」

「ただ、そこには、違いが、明確に、あるだけ、なんだね。(ピリオド)」
(できたらここ、声に出してひとつひとつ、確認してみてくださいね)

そこに、優劣の比較も、判断も、まったく意味がありません。

だって、まったく違うんだから

そして、意味のないことに、あなたの貴重なエネルギーを費やす必要はないはずなんです。(あえてそうしていたいのなら、お話は別ですが)

さて、違いを知ったなら、そこからどうすればいいでしょうか。

ぼくがお伝えしたいのは、本当はここからです。

・体癖の違いに合ったコミュニケーション方法を選ぶことができる

いつでも論理的思考を働かせて、
理性を保ち言語に敏感なひと。
思考よりも感情、その時々の雰囲気や
気分を大切にしたいひと。
思考や感情よりも行動、テンポ良く
テキパキ動いていたいひと。
何事も勝負でものごとをとらえ、
競争に手ごたえを求めるひと。
分業が苦手で、納得しないとてこでも
動かない職人気質のひと。

身体や顔つき、またその行動の癖といった情報から、そのひと特有の性格を知ることができれば、そのひとにとって快適で受けとりやすいコミュニケーション方法をわたしが選択すればよい、ということになります。

これまで違和感のあった、どこか無理をしていた、かなりそうあったかもしれない関係性が、必要最小限のエネルギーを注ぐだけで、潤滑になります。

・体癖でわたしを知る。あなたを知る。楽は”たのしい”に変わる。
わたしがわたしのまま楽になり、あなたがあなたのまま楽でいてくれる。そして、その時と場合に応じて、互いに協力し、補い合う選択ができる。

関係性において、これまで一辺倒だったかもしれない選択肢が、体癖10種を学ぶと、少なくとも、後9つの別の方法を選択できるわたしがいることに気づけます。

楽になると同時に”たのしく”なるわたしを、予感されませんか。

わたしは、自分の人生においていつでも、楽から”さらにたのしくなる”という選択をしてもいいんです。

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